迷狂私酔の日々(再)

明鏡止水とはあまりに遠いこの日々。

062・夜には。[沖縄、晩夏]

2008年09月19日 | 旅する。
9月19日、西表島

夕食のあと、煙草を吸いに外に出た同宿のにぃにぃが、
「ホタルがいる!」
と、教えてくれた。

というわけで、同宿同飯の縁で、夜の散歩へ。

できるだけ暗い道を探し、道路に寝転がって星空を眺める。

あ、流れ星だ。

飛ばないホタルはそこかしこにいて、やや長めの周期でゆっくりと明滅している。

やがて、低く赤い月がかかった。

061・貫禄。[沖縄、晩夏]

2008年09月19日 | 旅する。
9月19日、西表島

中野海岸から歩いて帰ろうとして、道を間違えた。

しかし、おかげで途中にカンムリワシを見つけた。

道路にバサバサと翼を広げて降り立ち、また上がって電柱の上に止まってあたりを睨みまわすさまは、貫禄十分。

軽トラックも止まって、運転しているにぃにぃがしばらく見上げていた。

060・リーフの外へ。[沖縄、晩夏]

2008年09月19日 | 旅する。
9月19日、西表島

オススメにしたがい、お魚を見るなら中野海岸のリーフだということで、やって来た。

干潮で、リーフまでは極端な浅瀬を苦行のように渡っていく。

ようやく到達したリーフは外海に深く落ち込んで、青く透き通るなかにお魚たちがウヨウヨいる。

いわゆるアウトリーフのドロップオフ、ってものにひとりで来てしまった。

しかも海上は白波が立っていて、大波のたびにカラダが流される。

初心者なので、一瞬だけ海の底をのぞいて、岸へと戻る。

059・できたての宿。[沖縄、晩夏]

2008年09月19日 | 旅する。
9月19日、西表島へ

石垣島に滞在15分で西表島上原行きに乗り、〈民宿 母家mamaya〉に出迎えてもらう。

わずか4室、この6月に開業したばかりの宿だ。

ゾノちゃんに西表島の宿について尋ねたらここを推薦してくれたのだが、そもそもはオーナー夫妻が「あの」まどかちゃんの友だちで、ゾノちゃんはまどかちゃんにこの宿のことを聞いたらしい。

素晴らしき口コミ伝播。

個室シャワートイレ縁側付1泊2食で6500円。

その夕食朝食のクオリティも高いし、お値打ち。

……なんだが、延泊したくなるあるいはまた来たくなる理由はそれらに加えて、いわくいいがたい「ほんわかさ」があって、初めてなのに懐かしい、居心地が良すぎて離れられない、その空気感だと思う。

しみじみ、いい宿です。

058・見送りダイブ![沖縄、晩夏]

2008年09月19日 | 旅する。
9月19日、黒島を離れる

〈はとみ〉で沖縄チャンポンを食べ、〈のどか〉で4泊分の精算をして、港へ。

郵便局チームとおとうさん(仮称)が、わざわざ港まで見送りに来てくれた。

おとうさん(仮称)は、船が出た途端に港に飛び込んでバタフライを披露し、立ち泳ぎでお見送り。

みんなが、ずっと手を振ってくれている。

高速船のスクリューが立てる派手な航跡の向こうに、もう見えなくなるまで、手を振り返した。

057・青空の下で。[沖縄、晩夏]

2008年09月19日 | 旅する。
9月19日、黒島

「シュノーケリングのあと、髪を洗うのに時間がかかって面倒くさい」
という理由で、バリカンを借りて髪を刈る、と郵便局チームのY氏が言い始めた。

みこちゃんが刈り始めるが、なかなか進まない。

それでは、と要請を受けて出動する。

バリバリバリバリ。
ゾリゾリゾリゾリ。

12、9、6、3ミリのアタッチメントとすきばさみを使い分け、軽く泳ぎやすそうな髪型に仕上げる。

旅先の青空の下、散髪に精魂を注ぐのもまた愉しからずや。

056・朝陽を探して。[沖縄、晩夏]

2008年09月19日 | 旅する。
9月19日、黒島

今朝も朝陽を求めて東へ。

厚い雲に日の出をあきらめて、伊古桟橋へと向かう途中、きれいにまんまるの太陽が顔を出していた。

急いで伊古桟橋に行く。

桟橋では先端に座って太陽に向かって瞑想する人、犬を散歩させてトランペットを練習する人、ジョギングする人、などなど、さまざまな人生模様が交差する。