新房総の山親爺

山歩きは人生だ!!
日本の山:2070座
房総の山:388座
高宕山:705回

最近読んだ本(NO21~26)

2024年12月25日 | 番外
今年は26冊で終わった。寝る間にベッドの中ではなかなかはかどらない。
21..ミッドナイト イーグル(高嶋哲夫)
非核三原則の日本に核が持ち込まれステルスに搭載されていて、北朝鮮の上空を飛んでいたという極秘裏があった。横田基地に侵入した北朝鮮の工作員によって、米空軍のステルス爆撃機が北アルプスに墜落。搭載されていた核の確保に、日本自衛隊・北朝鮮工作員・裏で動く中国の工作員の三つ巴の戦いが、吹雪の北アルプスと東京のふたつの場所で、その搭載物をめぐっての死闘が繰り広げられるサスペンスで手に汗を握る感じで、一気に読み上げてしまった。

22.冬の喝采(黒木 亮)
ノンフイクションで早稲田大学競争部で、箱根駅伝を二度走った著者が高校時代から大學と時代に練習に明け暮れ、中村清監督から叱咤激励される様や、監督のエピソード、瀬古はダントツに早かったこと、君原の登場等もあって一気に読み上げました。我々も1993年、東京=箱根駅伝コース往路を仲間13人でタスキを繋いで走っていたので特に懐かしかった。

、、
23.走ることについて 語るときに 獏の語ること(村上春樹)
市民ランナーとしての彼の思い等の話で、文学者としての語り口で、素人ランナーとして面白くなく斜め読みで終わった。
24.25.26. 忘れえぬ山Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ(串田孫一編)
題名からして孫一さんの作品かなーと思っていたら、山の仲間に忘れえぬ山を依頼して、それらをまとめたものであった。
その中で、自分として印象深かったのはⅠから「穂高山冬季登山」朝比奈菊雄著で現在では失われてしまった青春謳歌が、愉快痛快な話が織り込まれていて読んでいても痛快だった。
「屋久島」深田久弥著も1939年12月山行で、小生達が登ったのが1965年5月だから26年前だが、屋久島への渡航や登山道等についてはそう変わっていない印象を受けて、思い出しながら読み上げた。
Ⅱからは、串田孫一自身の「島々谷」で、1960年(昭和35年)の上高地ウエストン祭に参加するため、夜の島々谷を歩いた記録であり、私もウエストン祭に数回参加したが、いずれも島々谷を歩いていたので、興味深かった。
「マナスルの偵察」高木正孝と「第七キャンプ」竹節作太の2編がマナスル登頂の赤裸々な状況が生生しく描かれていて自分が経験したことない高所での行動に感動を受けた。
Ⅲからは、野尻抱影氏の「野呂川谷の樵夫達」で、明治時代の南アルプスの広河原とか農鳥とかの冒険的な山歩きが樵夫たちとの生活にも触れながら、今では想像も出来ない語り部のようで痛快なり。もう一つは、山口耀久氏の「不帰に峰東壁」で約90年前の開拓期の岩登りに挑んだ青春の一コマで、岩登りをやったこののない小生も岩に取り組んでいるような錯覚を覚えた。

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