新房総の山親爺

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今昔高宕山

2024年04月15日 | 房総の山

今昔高宕山

2月8日、吉田類さんの「にっぽん低山」ロケが高宕山で行われて、その中で御水借りの話がでていて「里が渇水期に山頂の御釜から水を汲んで帰り、田んぼに撒くと雨が降る」「雨が降ったらお礼に里から水を汲んでお釜に返す」とは知っていましたが、「御水借りの途中に休んではいけない、休んでしまうとその場に雨が降る」との話は始めて知ったので、千葉県立中央博物館の生態・環境研究部の島立さん(当日、高宕観音での説明者)に問い合わせると、昭和49年発行の日本の民俗 千葉に記載があるとのことです。これは地元の伝承なので、歴史的な文献などはほとんで出てきてないとのことでした。以前、大山千枚田(天水のみ)の関係者がお水を返しに来られた時に山頂で会ったことがあります。その延長の話として、夏が終わっても水を返しに行かないと、秋に長雨が続くと今でも言われており、令和元年の房総豪雨は水を返しに行かなかったからだと地元では噂されていたとのことでした。お礼に水を返しに行くとき、休むことはよいのかと問うと、そこまでは聞いていないとのことでした。島立さん、ありがとうございました。

2024年4月14日(日) 浅間神社登山口9:30…浅間神社9:50…三百騎山(211m)10:10…三等三角点芹(237m)10:55…廃屋11:20…石射太郎鞍部12:00…樅木のテラス12:20/12:40…高宕山(330m)13:50/14:10…石射太郎鞍部15:05…石射太郎登山口15:20…浅間神社登山口15:55

行動時間;5時間25分、メンバー;ソロ、歩行距離;16.4㎞、累積高低差;登り1417m、下り1424m 今日目的としたエビネ・キンランは今年も空振りで根絶してしまったのだろうか。ヤマツツジ・ウツギの花は今年は遅いのだろうか?しかし、コケリンドウは足元に可愛く咲いていて、山肌は萌黄色に桜の花も残っていて和ませてくれます。八千代から来たというアラレちゃん眼鏡の女性は「今までで今日が一番きれいです」と・小鳥の飛び交うのを何度も目にしますが、難聴気味の小生の耳には囀りは届きません。お土産にシドケを十数本摘みました。

にっぽん百低山のドローン撮影から山頂の岸壁。なかなか迫力がありますね。

文献からの高宕山の雨ごい釜 

現在は三個の釜が重なり合っている(内側の釜は農家で使ってた普通の釜みたいと思った)

一番外側には、奥宮・・・寛永の文字が読み取れる。寛永は江戸時代(1624~1644年)にものか

真ん中の釜からは、平田・・・高宕山の麓の平田村のことか?年代物だ!?

次回の高宕山編は、高宕観音のことを記したいと思ってます。

 

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1 コメント

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Unknown (noa-noa_march)
2024-04-16 21:52:39
お礼のお水を夏までに返さないと長雨になることは知りませんでした☺️
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