ボヤキ親父の日記帳

この日記帳は日々の出来事や感ずることなどを不定期に書き記しています。ご感想はご遠慮なくコメント欄にお記しくださいね。

『ああ無情』・・・つづき

2013-01-13 | アート・文化

ミュージカル映画というのは通常、撮影の始まる2ヶ月も前に”歌のみ”の収録を済ませておくんです。
それで撮影の時には”口パク”で撮り、あとで歌を合わせるそうですな。
映画はストーリー最初からの順撮りではなく、不規則なカットの寄せ集めですね。
当然ではありますが、”口パク”では俳優はもとよりみんなシラケますよ。

ところが、この度の『レ・ミゼラブル』では俳優は皆んな小型のイヤホンをつけて、ピアノの伴奏で”その場で”歌い演技した”そうですよ。
そして、後でピアノをオーケストラに入れ替えるという手法で撮影したそうです。
おのずと俳優は感情を込めて歌い、演技しますよ。
臨場感と迫力が溢れてるというのは当然ですよね!

ミュージカルはミュージックショウではないので、歌の巧さが問題ではなくセリフを歌に変えた表現力ですから涙声やカスレ声も自然ですよね・・・そんなわけで素晴らしかったです。

遠い昔、小学生の頃に映画の好きな先生がいました。

『走れメロス』のメロスは俳優なら誰がいいと思う?
三船敏郎なんかいいと思わないか?
そんな質問や・・・
『ああ無情』のジャン・バルジャンはジャン・ギャバン(フランス俳優・故人)がいいと思わないか?!・・・とか。
そんな興味深い授業を行う先生がいましたが、不思議とそんな授業を記憶していたり、それで国語が好きになったり・・・そんなユニークな先生が増えればいいなァ・・・

と、そんなことを思ったりします。

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