娘の受験の合格発表の日だった。
日曜日だが、発表を見に学校まで出かけた。
午前10時。最寄の駅から学校へと向かう親子連れの姿が目に付く。
受験は平日に行われたため、一人で試験会場に向かう生徒が多かったけれど、今日は天気も良いので両親と本人で発表を見に行く親子が多い。
僕は、一人だった。
普通はバスで学校まで行くのだが、住宅街を通って歩いていくことにした。
それにしても良い天気だ。日向ぼっこしている猫など眺めていると、春が近くなっていると感じる。
合格発表会場に近づくと、発表を見に来た人たちでごった返している。
人の流れについて、合格者掲示板の前に行く。
キャーっという女生徒の歓声が上がったりして騒々しいが、重い空気も確実に流れている。
そして、結果は。。。。そのうち語ろう。
帰路に着く。
目の前を母親と少年が歩いている。無言だ。心なしか、足取りが重く見える。
「さあ、気分を変えて。またがんばろう。」母親が一言。だが、少年は沈黙したままだった。
春は近いが、まだみんなのところへは来ていない。
暗く長いトンネルを抜けると、明るい陽射しが待っている。
あと一息だ。
日曜日だが、発表を見に学校まで出かけた。
午前10時。最寄の駅から学校へと向かう親子連れの姿が目に付く。
受験は平日に行われたため、一人で試験会場に向かう生徒が多かったけれど、今日は天気も良いので両親と本人で発表を見に行く親子が多い。
僕は、一人だった。
普通はバスで学校まで行くのだが、住宅街を通って歩いていくことにした。
それにしても良い天気だ。日向ぼっこしている猫など眺めていると、春が近くなっていると感じる。
合格発表会場に近づくと、発表を見に来た人たちでごった返している。
人の流れについて、合格者掲示板の前に行く。
キャーっという女生徒の歓声が上がったりして騒々しいが、重い空気も確実に流れている。
そして、結果は。。。。そのうち語ろう。
帰路に着く。
目の前を母親と少年が歩いている。無言だ。心なしか、足取りが重く見える。
「さあ、気分を変えて。またがんばろう。」母親が一言。だが、少年は沈黙したままだった。
春は近いが、まだみんなのところへは来ていない。
暗く長いトンネルを抜けると、明るい陽射しが待っている。
あと一息だ。