文 美 禄 ( bunbiroku )

美禄にはいままで一切縁が無かった。かといって、決して大酒飲みでもないし美酒を求めてきたこともない。忘備録になればと。

ここはどこ? ( その7 )

2016年12月04日 20時39分14秒 | デジカメ
DSCN0115_R.JPG
 予告していましたから、 答えはすぐにわかりそうですね。 生涯初めての 「 ヘリコプター 」 で降り立ったヘリポートは、 この公共施設の正面。 今日夕方に帰宅したばかりで、 もう 「 ヘトヘト 」 です。 よって予告編のみで、 順次報告がてら掲載いたします。 ( 帰りのヘリコは最高でした )


小林秀雄の言葉 ( その9 )

2016年12月04日 12時13分06秒 | 小林秀雄
  詩人は、 自分の悲しみを、 言葉で誇張して見せるのでもなければ、 飾り立てて見せるのでもない。 一輪の花に美しい姿がある様に、 放って置けば消えて了ふ、 取るに足らぬ小さな自分の悲しみにも、 これを粗末に扱はず、 はっきり見定めれば、 美しい姿のあることを知ってゐる人です。 悲しみの歌は、 詩人が、 心の眼で見た悲しみの姿なのです。 これを読んで、 感動する人は、 まるで、 自分の悲しみを歌って貰ったやうな気持ちになるでせう。 悲しい気持ちに誘はれるでせうが、 もうその悲しみは、 不断の生活のなかで悲しみ、 心が乱れ、 涙を流し、 苦しい思ひをする、 その悲しみとは違ふでせう。 悲しみの安らかな、 静かな姿を感じるでせう。 そして、 詩人は、 どういふ風に、 悲しみに打ち勝つかを合点するでせう。
     ( 美を求める心 )