文 美 禄 ( bunbiroku )

美禄にはいままで一切縁が無かった。かといって、決して大酒飲みでもないし美酒を求めてきたこともない。忘備録になればと。

小林秀雄の言葉 ( その14 )

2016年12月17日 08時24分13秒 | 小林秀雄
 人間は、 一枚の紅葉の葉が色づく事をどうしょうもない。 先ず人間の力でどうしょうもない自然の美しさがなければ、 どうして自然を模倣する芸術の美しさがありましょうか。 言葉も亦紅葉の葉の様に自ら色づくものであります。 ある文章が美しいより前こ、 先ず材料の言葉が美しいのである。 例えば人情という言葉は美しくないか、 道徳という言葉は美しくないか。 長い歴史が、 これらの言葉を紅葉させたからであります。
   「文学と自分」 13 - 一四七 小林秀雄 (人生の鍛錬 P.98)


人生の鍛錬―小林秀雄の言葉 (新潮新書)

人生の鍛錬―小林秀雄の言葉 (新潮新書)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2007/04
  • メディア: 新書





赤い 「 セージ 」 の花

2016年12月17日 05時21分50秒 | デジカメ_花
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 セージも種類が多く、長期間花を咲かせています。 この種類は 「 パイナップルセージ 」 というのかもしれませんが、 パイナップルなら、赤よりオレンジのイメージがあります。
 ハーブと言えば、 「 パセリ・セージ・ローズマリー & タイム 」 という歌詞を思い出すわけですが、 どうも、香りより花を楽しむ方が多いですね。