文 美 禄 ( bunbiroku )

美禄にはいままで一切縁が無かった。かといって、決して大酒飲みでもないし美酒を求めてきたこともない。忘備録になればと。

顕微鏡モードの 「 ツワブキの花 」

2016年12月14日 19時31分54秒 | デジカメ_花
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 御蔵島で、 同行した知人のカメラの 「 顕微鏡モード 」 で撮影した、 ツワブキの花。 ピントはイマイチですが、 さすがの 「 ドアップ 」。 半年前に買うカメラリストのトップに入れていましたが、 今一つ決断 ( とても何台もカメラを買える小遣いでもないので・・・ ) 出来なかったのですが、 思いがけず、 知人が持ってきたので、 拝借して撮影。


岡潔の言葉 ( その15 ) 

2016年12月14日 05時29分48秒 | 岡潔
 それほど私はピカソを高く評価しておりません。 ああいう人がいてくれたら、 無明のあることがよくわかって、 倫理的効果があるから有意義だとしか思っておりません。 ピカソ自身は、 無明を美だと思い違いしてかいているのだろうと思います。 人間の欠点が目につくということで、 長所がわかるというものではありませんね。 とうてい君子とはいえない。 小人にはいるでしょう。 アビリティはあります。 ピカソの絵の前にながく立っていると、 額から脂汗が出る感じです。 芥川がどこかの絵の展覧会で、 気に入った絵を見ていると、 それまで胃の全面にひろがっていた酸が一瞬に引くように感じたということを言っておりますが、 絵の調和とか不調和とかいうものは、 生理、 とくに胃の生理と結びついているように私は思うのです。 ピカソの絵は、とうてい長く見ていられない。 あれを高い値で買って居間に掛けようというのは、妙な心理です。    「 対話 人間の建設 」 (無明ということ) 10頁