りんごちゃん 速達で~す!

亡き愛犬「りんご」の生まれ変わり?
エンジンルームから救出された三毛猫
「あずき」の成長記録です♪

「りんご物語」・・・第6章・【災難】

2011年08月26日 | りんご物語
2008年・12月の寒い朝の事です・・・ 

その日、ばあちゃんと散歩に行ったりんごですがいつもより遅い帰宅が気になっていました。

戻ったばあちゃんは真っ青な顔をしています。そして震える声で「りんご・・・犬に咬まれた・・・」と言いました。

ばあちゃん達の50m程先に犬を連れたおじいさんがいて、その犬がりんごに威嚇を始めたそうです。

驚いたおじいさんは思わず手からリードを離してしまい、自由になった犬はりんごめがけて襲いかかりました。

りんごを抱き上げようとしたばあちゃんも、その場で転んでしまいました・・・・

傷を確認する為にそ~っと毛をかきわけた瞬間!

ギャン!ギャン!ギャーン!今まで聞いた事のない激しい鳴き声をあげました

痛がるりんごをなんとか車に乗せて大急ぎで病院に向かいます。   

左のお尻から太ももにかけて7センチ程の傷があり、傷が深い為か出血はほとんどありませんでした。

皮膚の細胞が死んでしまっているので、その場所に毛は生えてこないだろうと言われます。
(先生の言う通り、結局その部分は毛も生えてこず、円形脱毛庄みたいでした)

その夜、りんごはずっと同じ態勢で痛みと恐怖にぶるぶると震え朝を迎えました。  

薬も効いてきたのか少し朝ご飯は食べたのですが、昨日の朝からおしっこをしていない事に気がつきました。

先生から傷に負担のかからない抱っこの仕方を教わった私は、りんごのからだを横向きにしてそ~っと抱きかかえました。

りんごは外でしか排泄の出来ない子だったので家の横の原っぱに連れて行き、静かに下に下ろしました。

「ワンツー・ワンツー・」排泄の掛け声をかけるとゆっくり、ゆっくり腰を落としたりんごは大量のおしっことウンチもしました。

「えらいぞ~! りんご、えらい!えらい!」私がそう言うと「ウンチして褒められるのはりんごだけだ!」と笑う主人です。

りんごの点滴治療は続いていました。ケガはいつか治るけど、今回の事故はりんごの手術を遅らせる事となってしまいました。


車に乗るのが大好きです。(お父さん譲り?)


お耳掃除ですか~!迷惑そうなりんごです。

この日以来、りんごの散歩は私がリードを持ち、ばあちゃんは監視係となります。
りんごはとても嬉しそうで、2人と1匹の散歩は亡くなる前日まで続きました。
ばあちゃんは今回の事で自分を責めていましたが、もし私がその場にいても同じだったと思います。
幸いばあちゃんにケガはなく、もしかしたらりんごは、ばあちゃんを守ったのかもしれません 
 

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