りんごちゃん 速達で~す!

亡き愛犬「りんご」の生まれ変わり?
エンジンルームから救出された三毛猫
「あずき」の成長記録です♪

「りんご物語」・・・第3章・【危篤】

2011年08月23日 | りんご物語
1997年2月某日・・・・

りんごの避妊手術の日が来ました。出勤前に私が病院まで連れて行きました。

絶食・絶水と言われてましたから、食いしん坊のりんごは少しご機嫌斜めの様子 

でも、大好きな車に乗ったとたん、嬉しそうに外を眺めてます(ごめん!行き先は病院なんだ・・・) 


犬の場合は一晩の入院が必要だそうです(当時、あるいはその病院のシステムかは不明ですが)

先生から「この子はとても怖がりなので、猫ちゃんと同じ,日帰りにしましょうか」と言われました。

でも・・・りんごはその日家には戻って来ませんでした。

時間がきても麻酔から目が覚めず、生死の境をさまよっていたのです。危篤でした・・・・

せっかく産まれてきたのに!これから幸せな日を送るはずなのに! 

朝はあんなに元気だったのに。手術なんか受けさせなきゃよかったと家族はみな自分を責めていました。 

どれくらい時間が経ったのか・・・

「目を覚ましました~もう大丈夫ですよ!」

まだ朦朧としているりんごは、お腹にさらしで作った洋服みたいな包帯を巻かれてぼんやりしています。

「りんご~」と名前を呼ぶと、アーモンド型の目をゆっくり開け私の顔をじ~っと見ています。  

「りんごちゃん、良かったなあ~お母さんが来てくれたよ」

お・か・あ・さ・ん

先生が何気なく言ったその言葉は私が「りんごの飼い主」から「りんごのお母さん」に変わった瞬間でもあります。



0歳児のりんご。まだ手術を受ける前です

ヒトは犬の子供を産む事はありません。でもその日を境に私達家族は
「りんごのお父さん・お母さん・ばあちゃん」になりました 



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