切ない現実

昨日は中学時代の恩師（77歳、女性）を訪ねました。

恩師とは40年以上欠かさず年賀状のやりとりをしており、
折に触れて励ましてもらってました。

異変に気付いたのは二年前です。一昨年、昨年と何故か
年賀状が二通ずつ届くようになったんですね・・・。
必ず入っていた自筆のコメントも無くなっていたし・・。

今回引っ越したので挨拶に訪問しようと電話したら、
同居の娘さんから、認知症でデイケアに通っている
事実を聞かされ、ショックでした。

それでも訪問しても構わないとのことだったので
会いに行きました。

会話は全く一見正常ですが、自分がまだ中学校に
勤務していると信じていることや、私の現状を
何度も質問してくる様子はやはり、認知症の
中心症状である記憶障害そのものでした・・。

幸いにも私自身のことは覚えてくれていることと
鍼灸にも興味を持っているので、身体のつらい部分
だけでも楽にできたらと思わずにはいられませんでした。

誰しも加齢からは逃れることができない以上、
お世話になった方々もそういう年代になっている
現実を直視しないといけないですね。

そして微力ながらも身体のつらさを
少しでも楽にして恩返したいと思っています。