扁鵲(へんじゃく)のつぶやき

東洋鍼灸専門学校 鍼灸科50期卒業生の同窓ブログです。
日頃の不安、悩みを率直に語り合いましょう。

帯状疱疹の患者さん

2011-06-23 21:14:28 | 日記
一昨日の受付終了時間間際、40代の患者さんが
奥さんに連れられてつらそうに入ってきました。

主訴は帯状疱疹後の神経痛です。
腹部の右側がお臍から脊椎まで
ぐるっと回って広範囲な潰瘍が残っていました。
発症が3月ですから、現在は急性期を過ぎて膿瘍から潰瘍になり、
そして激しい痛みが数カ月続いているようです。

黙っていてもお臍の近くに激痛が走り、圧迫すると
楽になるということで、腹部をつまみながら
苦しそうにしていました。

『東洋医学見聞録』に治療報告がのっているのを
思い出し、参照しながら治療してみました。

腹部と背部の特に痛いポイントを囲むように
寸3-1で透刺し、10分間置鍼してみました。
とにかく触れるだけで痛みが走るとのことで
切皮、刺入も大変でした。

治療後は幾分楽になったようでしたが、
二回目の予約が入っていた今日電話があり、
痛みに耐えきれずに主治医に相談したところ、
即入院になったとのこと。

多分、自分のはり・きゅうで治るレベルじゃなかった
んじゃないかと1人ほぞを噛みました(+_+)



コメント (4)
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