扁鵲(へんじゃく)のつぶやき

東洋鍼灸専門学校 鍼灸科50期卒業生の同窓ブログです。
日頃の不安、悩みを率直に語り合いましょう。

Book Review『交通誘導員ヨレヨレ日記』~当年73歳、本日も炎天下、朝っぱらから現場に立ちます。

2020-03-13 21:18:29 | 読書
工事中の道路に必ずいる真っ黒に日焼けして車あるいは通行人の誘導整理をしている警備員の方々。酷暑の中でも長袖長ズボンにヘルメット姿ですからさぞかし厳しい仕事だろうな~と想像はしていましたが、その実態はわかりません。 最近では高齢者の姿が目立ちますね。巷では「誰でもなれる」「最底辺の職業」と揶揄されているそうです。治療に来る道路作業員も「立ちんぼだけはやりたくないね~」と言います。

そんな中ふと目に付いたのがこの本。著者は73歳の現役交通誘導員の方です。聞けば結構売れているそうです。


(本書より)
著者は1946年生まれの73歳。出版社勤務後、編集プロダクションを設立。出版編集・ライター業に従事していたが、訳あって数年前から某警備会社に勤務。

結論から言うとライター業に従事していただけあって「面白い」です。
勤務形態から始まって現場の人間模様等、実際に働く人間での視点で捉えていて興味深かったです。
中でもトイレと食事問題は大変そうですね~。 極端な現場ではおしっこに行けずに、垂れ流しなんていうのもあったりして・・・"(-""-)"
家庭内では奥さんにけちょんけちょんに言われている様子も楽しめました(^^;

見た目通りのきつい現場が多いですが、あいさつの重要性、コミュニケーション力の必要性等、普通の組織でも十分通用するような仕事のヒントが満載かつ、現場での人間模様の描写がとても面白くてあっという間に読了しました(*^^)v
コメント (4)
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