書きたいことが山のようにある。 すこしずつ消化できればいいのだが。
persempre さんの blog
『今日の幸せ』 の
「疲れたら」 を拝読していて、ふと思い出した。
Stanley Kubrick 監督の遺作 『Eyes Wide Shat』 の DVD に、Tom Cruise, Nicole Kidman などのインタヴューも収録されていたのだけど。
ワンシーンに何十テイクも撮ることについて、Nicole Kidman は、「(身体的に疲れるが、) 疲れていると、いい演技ができる」 というようなことを言っていた。
過剰な演技をしなくなるそうである。 余分なものを取りのぞいた、自然な姿を出すことができるとか。
ああ。 たしかにそういうものはあるかもしれない。
付き合いはじめたばかりのころは、カマトト (なつかしいことばだ ... ) ぶっているけれど、だんだんお互いの関係に慣れ、取り繕うのに疲れてくると、パンツ一丁で平気で家のなかをふらふら歩いたり ... (ぇ? ちがいますね)
私の場合に関していうと、私は、疲れていると、意味のない行動をとりたくなる。 疲れているくせに、無性にはしゃぎたくなる。
眠くなったりすると、子どもがグズるのと同じような感じだろうか?
ねこがとつぜん、狂ったように、すっとこすっとこ、そこらじゅうを走り回ったりするのと同じ ... ?
意味もなく彼に、ごろにゃーんと甘えてみたり、つまらないギャグを連発してみたり、ちょっとわがままを言ってみたり ... 。 なぜか、妙にハイ・テンションになってしまう。
しかし、これが、本当の私の姿なのであろうか。 ふだんは、オトナのふりをしているけれど、じつは、とんでもないコドモなのかも。 そうさね。 だから、いまだにロックを聴いているのかもしれない。 ロックは、オトナのための音楽ではない、と思う。 少年、少女のココロを持ちつづける人が思いを重ねることができる音楽である、と。 なかには、ロックを 「卒業」 する人もいるだろうけど、私には 「卒業」 などできっこない。 ほかにこころのよりどころがないんだもの。
同じように、オトナのフリをしたコドモの彼は、こんな突発的なむら気にも動じずに、いや、むしろいっしょに騒いでくれる。 もう、こうなったら、やけっぱちだ、とでもいわんばかりに。
この blog (のようなもの) 執筆も、疲れてきたら ... とんでもない混沌状態の記事ができあがるのだろうか。 生身の姿をさらけ出した? ― それはそれで、おもしろいような気もするのである。
BGM:
The Beatles ‘I'm So Tired’
Sly & The Family Stone ‘I Wanna Take You Higher’
# 「疲れたら」 というタイトルに触発されただけで、あまり trackback した意味がない記事になってしまったかもしれません ... 。