憶えている方、あまりいらっしゃらないと思うが。
以前、
『Big Issue』 という、路上で手売りする雑誌について
書いたことがあった。
じつは、件の記事をあげた翌日に、その雑誌を買ったのだが、ただ、「買いました」 「読みました」 「良かったです」 と書くのではつまらないかな ... と思っていたので、ねたをあたためていたのだが ... 。
その号では、George Michael の巻頭インタヴューのほか、
Coldplay というイギリスのロックバンドのヴォーカリスト Chris Martin のインタヴュー記事も。
(この方、たしか
Gwyneth Paltrow (グウィネス・パルトロウ) さんのだんなさんですね。)
そして、そして、以前から気になっていた
『School of Rock』 という映画に主演している
Jack Black もインタヴューにこたえていた。
(じつは、Jack Black は、『High Fidelity』 のときから気になっていた ... )
けっこうロック/ポップス寄りの雑誌なのだろうか。 などと思いつつ、とりあえず、『School of Rock』 を観てから、その感想にからめて記事を書こうと思っていた。
(東京では、翌週金曜日までの公開のようなので、今週末のうちに観に行くつもり ... )
ところが。 ちょっと異変が。
御茶ノ水駅まえで、『Big Issue』 を売っていたおじさんを、さいきん見かけなくなってしまったのだ。
梅雨だからだろうか? それとも場所移動? まさか、体調でもこわされている ... ? うーん、気になる。
いえ、元気でいらっしゃるなら、それでいいのだが。
考えてみると、梅雨の時期も大変だが、梅雨が明ければ、灼熱の太陽が身を焦がすよな夏がやって来る。 そして、澄みわたるよな秋の日々のあとには、身を切る寒さが心根をも凍らすよな冬が ... 。
快適に販売活動が行える時期というのは、限られているのかもしれない。 あたりまえのことだが、この商売、けっして容易なことではない、と気がついた。 挫折してしまう人もいるのかもしれない。 仕方のないことかもしれないが、なんだかせつない。
ああ。 そのうち、どこかで、「『Big Issue』 、最新号です」 とかけ声をかけている あのおじさんに、ばったり出会えたら、うれしいのだが。
見も知らぬものがひっそりと気にかけている、ということを、知らせる方法があればいいのかな ... 。 trackback を打つみたいに ... ?
BGM:
Ray Charles ‘I'm Wonderin' and Wonderin'’
(
こころより、おくやみ申し上げます)