Run, BLOG, Run

http://d.hatena.ne.jp/bluescat/

タグで遊んでいるあいだに - 第2回 Blog に関する調査

2004年05月20日 12時56分11秒 | goo ブログ / blog
 goo BLOG で使用できる要素が大幅に増え、私的には小まつり状態であったが。

 そのあいだに。 japan.internet.com が goo リサーチと共同で行ったアンケート結果 「更新頻度は週1回以上――63.3%【第2回:Blog に関する調査(前編)】」 が発表されていた。


 「過去1か月以内に他人が作成した Blog を見たか」聞いたところ、「見たことがある」が前回より4.9ポイント増えて31.5%


 とのこと。 着実に blog の認知度があがっているということだろうか。

 また、


 Blog を見たことがある人に、「過去1か月以内に訪れた Blog サービスサイト」を質問すると、訪問したユーザーが最も多かったのは「はてなダイアリー」で35.9%。続いて「goo ブログ」が23.5%、「ココログ」と「エキサイトブログ」は同率で21.5%だった。


 とのことでもある。 goo BLOG,そんなに閲覧している人がいるとは ... ? うぬぬ。

 また、この記事の 「後編」 として、「Blog を作成する理由や、Blog 作成する際に重視するサービスなどをレポートする。」 とのことで、こちらも気になるところ。

 第一回のアンケート実施から、およそ一ヶ月強 ... 。 アンケート結果に揺れはあるのか。 そして、じぶん自身の意識は ... ? 変わっていない、のかなあ ... 。
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タグで遊ぼう - テーブル編 3 私的総まとめ

2004年05月20日 12時19分54秒 | 薀蓄(タグ)
 goo BLOG で使用できる要素 (以下、「タグ」 とする) が大幅に増えたのですが、実際、ほんとうに機能するのか? 思ったとおりの見映えになるのか? という大変失礼な疑念から、実験/検証するため、「タグで遊ぼう - テーブル編」 (2004.5.20 追記)、「タグで遊ぼう - テーブル編 2」 (2004.5.20 追記) を書きました。

 私的には最大の目玉であろうと思った 「テーブル」 について、もう少し実験を重ねてみようかな、と思いました。

 凝ろうとおもえば、時間がゆるすかぎり、いくらでも、凝れるのですが。

 いろいろ実験してみて思ったのは、テーブルを使用すると、データ量がその分増えるので、
  • 読み込みが遅くなる
  • いちいちの入力がめんどう

 ということでしょうか。
 (もともとデザインのセンスがないので、タグが必要以上に助長になり、効率よく書けません ... )

 らくに更新ができるから、という理由で blog をはじめたのですが。

 とりあえず。 ハイライト的効果を出したいとき、どうしてもレイアウトに凝りたいとき (私にはほぼありえないが、写真や絵をきれいに並べて見せたいとき) などにおいて、上手に使いこなせれば、と思いました。



 * 実際にじぶんでやってみての、個人的見解です。
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タグで遊ぼう - テーブル編 2

2004年05月19日 16時09分33秒 | 薀蓄(タグ)
 goo BLOG で使用できる要素 (以下、「タグ」 とする) が増えたので、じぶん用の覚書、および実験/検証用として、「タグで遊ぼう - テーブル編」 を書きました。

 第二弾ということで、今回は、「テーブル編 2」 で、表を使ったレイアウトについて。


■セルを並べる 1

Bob Dylan Rolling Stones Kinks



<table border="1">
    <tr>
        <td>Bob Dylan</td>
        <td>Rolling Stones</td>
        <td>Kinks</td>
    </tr>
</table>




■セルを並べる 2

love: cat
like: bird
hate: roach



<table border="0" cellspacing="1" cellpadding="5">
    <tr>
        <td bgcolor="#808080" align="right" style="color: #ffffff">love:</td>
        <td>cat</td>
    </tr>
    <tr>
        <td bgcolor="#808080" align="right" style="color: #ffffff">like:</td>
        <td>bird</td>
    </tr>
    <tr>
        <td bgcolor="#808080" align="right" style="color: #ffffff">hate:</td>
        <td>roach</td>
    </tr>
</table>




■テーブルを並べる

cat
某所で見かけた子

 まったく関係ないが、わたしは、冷やし中華は好きだが、「冷たいラーメン」 は なんとなくいやだ。 「ラーメン」 は、あったかいほうがいい。 ところで、ビール飲みたい。





<table border="1" cellspacing="0" bordercolor="#000080" align="left">
    <tr>
        <td><img src="http://userimage.gaiax.com/goo/byrdie/Pht05151736.jpg" alt="cat" title="かわいい?"></td>
    </tr>
    <tr>
        <td bgcolor="#000080"><font size="-1" color="#ffffff">某所で見かけた子</font></td>
    </tr>
</table>
<table border="0">
    <tr>
        <td> まったく関係ないが、わたしは、冷やし中華は好きだが、「冷たいラーメン」 は なんとなくいやだ。 「ラーメン」 は、あったかいほうがいい。 ところで、ビール飲みたい。</td>
    </tr>
</table>
<br style="clear: both;">





 うまくいくかな ... 。

 * ちなみにいろいろ実験してみてわかったこと ... あたりまえのことだけれど、タグの閉じ忘れに要注意 !
  実際、とんでもなくレイアウトがくずれてしまいました ... 。


[追記]: <br> 要素のナゾ
 自動改行されるはずなのに、なぜ <br> タグがあるのかな ... と思っていましたが。

 テーブルの側面への回り込みを設定した際 (align 属性を指定すると、改行が自動的に挿入されず、テーブルや画像、テキストが回りこんで表示される)、回り込みを解除したいときに利用するもよう。 (検証中)

 【例1】
ID: byrdie
height: 1.6 m
weight: 0.045 t


きょうは、これから踊りに行きます。



<table border="1" bordercolor="#808080" cellspacing="2" align="left">
    <tr>
        <td bgcolor="#000000" align="right"><font color="#ffffff">ID:</td>
        <td>byrdie</td>
    </tr>
    <tr>
        <td bgcolor="#000000" align="right"><font color="#ffffff">height:</td>
        <td>1.6 m</td>
    </tr>
    <tr>
        <td bgcolor="#000000" align="right"><font color="#ffffff">weight:</td>
        <td>0.045 t</td>
    </tr>
</table>

きょうは、これから踊りに行きます。
<br>




 【例2】
ID: byrdie
height: 1.6 m
weight: 0.045 t



きょうは、これから踊りに行きます。



<table border="1" bordercolor="#808080" cellspacing="2" align="left">
    <tr>
        <td bgcolor="#000000" align="right"><font color="#ffffff">ID:</td>
        <td>byrdie</td>
    </tr>
    <tr>
        <td bgcolor="#000000" align="right"><font color="#ffffff">height:</td>
        <td>1.6 m</td>
    </tr>
    <tr>
        <td bgcolor="#000000" align="right"><font color="#ffffff">weight:</td>
        <td>0.045 t</td>
    </tr>
</table>
<br style="clear: both;">
きょうは、これから踊りに行きます。



 参照:
 『とほほのWWW入門』 - 「スタイルシート」 - 「clear 設定値」


[追記2]: コメントは挿入できるのか? (2004.5.20)

 「<>」 ← 中身が表示されていなければ OK!


「<!-- (ここにオモテには表示できないようなことを書こう)-->」 ← 中身が表示されていなければ OK!



コメント (3)
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タグで遊ぼう - テーブル編

2004年05月19日 12時39分01秒 | 薀蓄(タグ)
 goo BLOG.

 ユーザー登録はしてみたものの、使える要素 (以下、「タグ」 とする) のあまりの少なさ、カスタマイズのあまりのできなさに、正直がっかりしてしまったのも事実 ... 。 しかし、住めば都、とでもいうのか、郷に入れば郷にしたがえ、とでもいうのか、できる範囲で見映えを良くしようと (これでも) 苦心し、そのうち、こんなもんさ ... と思っておりました。

 その矢先に、使用できるタグが一気に追加されたとの、うれしい知らせが。 (スタッフの方々、ありがとうございます)

 あまりにもたくさん追加されたので、じぶん用の覚書、および実験/検証用として、すこし書いてみることに。

 では。 グタグタ言ってないで、タグりましょう。 とりあえず、「テーブル (表組み)」 から ...



 昨夜投稿した記事には、背景画像を挿入してみたのですが。


<table border="0" background="http://userimage.gaiax.com/goo/byrdie/wallpaper.jpg" style="color: #223d08"><tr><td>


・・・本文・・・


</td></tr></table>


 ... という感じに。
 (「<」 「>」 は、実際は半角)rd-xs40user さんのページを拝見し、&lt;,&gt; 記述に変更しました。 2004.5.20)



 「テーブル」 (<table></table>)、 「行」 (<tr></tr>)、 「列」 (<td></td>) それぞれのタグは、


<table border="0" background="http://userimage.gaiax.com/goo/byrdie/wallpaper.jpg" style="color: #223d08">
    <tr>
        <td>


        ・・・本文・・・


        </td>
    </tr>
</table>


 のように改行を入れて、インデントをつけたほうが、ソースとして見やすいのですが、goo BLOG の場合、物理的な改行が表示上の改行となってしまう (自動改行?) なので、改行を入れずに書いてみました。


 [追記]:
 「html タグの利用について」 にきちんと注意書きがありました。


 ※「注意」※記事編集画面内では、「table」「pre」「ruby」「url」に囲まれた部分は、自動改行されませんが「td」「th」タグ内は自動改行されます。


 <table></table>,<tr></tr> 内でいくら改行、インデントをしても表示に影響はないもよう。
 ( ---> 実験用エントリ1 - 実験9実験用エントリ1 - 実験10参照)



■ border 属性

 <table> タグで指定している border 属性は、いちおう 「0」 に。 無指定の場合、デフォルト 「0」 が設定されるようですが、ブラウザの種類によっては 「1」 が設定されてしまう場合もあるかもしれません。 その場合、枠線が表示されてしまうので。
 ( ---> 実験用エントリ1 - 実験1 参照)


■ background 属性 / bgcolor 属性

 background 属性には、背景にしたい画像の URL を入力。
 goo BLOG に標準でついている画像アップロードへ送信したものはなく、自サーバーの URL をフルパスで。
 ちなみに、私は、goo のメンバー登録で開設できる web サービスに標準でついている 「画像アップローダー」 というものを利用し、そこへ送信したものを使っています。

 なお、画像は、Gimp という無料画像作成ソフトを利用し、自作しました ( ... というほどのものではないのですが)。

 以上で、本文の書かれている部分の背景が、指定した画像となって表示されるはず。 (HTML の仕様に準拠していれば)

 プレビューしたときは問題なかったけれど、送信して、実際のページを見てみると、がっかり、ということが何度かあったが、きちんと表示されていたので、安心。

 なお、background 属性を bgcolor 属性にし、背景色を指定することも可能。
 ( ---> 実験用エントリ1 - 実験2 参照)


 但し、background 属性および bgcolor 属性は、テンプレートを変更したときに見映えが変わる場合があるので、指定する際に注意が必要。

 現在のテンプレートではきれいに見えても、変更したら ..... ということもありえます。

 それから、背景画像があると、ごちゃごちゃして文字が読みづらくなってしまうことがあります。 ちょっとおとなしめすぎるかな ... くらいのひかえめな柄がおすすめ、かもしれません。 (実際、例のじぶんの記事が、じぶんでも読みづらい ... と思います)


■ style 属性

 style 属性では、各種スタイルが指定できます。

 ここでは、文字色を指定しています。 (style="color: #223d08;")

 背景画像や背景色を指定している場合、現在のテンプレートではきれいに見えたとしても、テンプレートを変更した場合、文字色が変わってしまうことがあるので、固定値を指定しておきます。 これで、テンプレートを変更しても、文字色が変わりません。

 どんなテンプレートにも合うような色 (黒: #000000 など?) を指定しておくと無難かもしれません。

 じぶんの現在のテンプレートの内容を知るには ...

 Windows 版 Internet Explorer 6.0 での話になりますが、[ファイル] - [名前をつけて保存] をすると、ページ情報がローカルに保存されます。 保存先に、じぶんのページ名のついたフォルダが作成される (例: [Run, BLOG, Run.files]) ので、そこに保存された [*****.css] ファイル (ファイル名はテンプレートによって可変) を開き、BODY 要素


BODY {
    MARGIN: 0px; COLOR: #223d08; BACKGROUND-COLOR: #5b912f
}


 の COLOR スタイルで指定されている色を見ました。


 [追記]:

 スタイルシートの URL を直接たたいても、いけるようです。

 右クリックの [ソースの表示] で、じぶんのページのソースを開き、


<link rel="stylesheet" type="text/css" charset="euc-jp" href="/skin/templates/8b/ec9a1a7185ff68f69bfb7366ef538bb5.css" />


 の href 属性に指定されている値をコピー。

 http://blog.goo.ne.jp 以下にペーストして、ブラウザのアドレス欄に入力すると、css ファイルを読み込んでくれました。

 http://blog.goo.ne.jp/skin/templates/8b/ec9a1a7185ff68f69bfb7366ef538bb5.css

 charset が EUC なので、「メモ帳」 で開くと読みづらいため、文字コードを自動判別してくれるテキストエディタで開きました。 (私は、Peggy Pad というのを使っています。)



■ cellpadding 属性 / cellspacing 属性

 cellpadding 属性は、枠線から枠内部の余白をピクセルで指定。 無指定の場合、Internet Explorer では、「2」。
 ( ---> 実験用エントリ1 - 実験3 参照)

 cellspacing 属性は、内枠の太さをピクセルで指定。 無指定の場合、Internet Explorer では、「2」。
 ( ---> 実験用エントリ1 - 実験4 参照)


■ width 属性 / height 属性

 width 属性は、表の幅を指定。 ピクセルか、パーセントで指定。
 ( ---> 実験用エントリ1 - 実験5 参照)

 heigth 属性は、表の高さを指定。 ピクセルか、パーセントで指定。
 ( ---> 実験用エントリ1 - 実験6 参照)


 それぞれ無指定の場合、セル内部のデータ量に応じて、自動的に設定されます。


■ align 属性

 表の位置を指定。 (left/center/right)
 ( ---> 実験用エントリ1 - 実験7 参照)

 無指定の場合、left となります。


■ bordercolor 属性 追加 ← <blink> 使用中。 IE で機能するのか ... ?!

 表の枠線の色を指定。
 ( ---> 実験用エントリ1 - 実験8 参照)


■ cols 属性 追加 ← <blink> 使用中。 IE で機能するのか ... ?!

 表の列数を指定。
 テーブルは、すべての読み込みが完了するまで表示されないゆえ、表示速度が体感的におそく感じられることがあるのですが、cols 属性を指定しておくことで、表示が若干速くなる場合がある、そうです。





 以上、いくつかの属性についてだけ、Windows 版 Internet Explorer 6.0 での表示をもとに記述しました。

 [追記]: (2004.5.20)
 * Windows 版 Opera 6.0 および Netscape Navigator 4.7 でも、思ったとおりの表示がされていました。
  但し、NN 4.7 では異常に読み込みに時間がかかりました ... 。



 じぶん用に書いたものですが、活用してくださる方がいましたら、もっけの幸いです。(いちおう、それも念頭において書いてみました ... )

 また、まちがいなどありましたら、ご指摘いただけましたら、たいへんありがたいです。





 * 追記・修正する可能性があります。



 参照:
 『とほほのWWW入門』 - 「HTMLリファレンス」、「スタイルシート」
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グラビアクイーンの憂鬱

2004年05月18日 23時38分38秒 | 音楽

 先日、友人のバンドのライヴを観に、下北沢のライヴハウスに行ったら。

 なぜか、「元」 グラビアクイーンと言われていた人のライヴも 「対バン」 で行われたので、ついでに観てきた。

 私の記憶のなかでは、たしか、一昔前のアイドル然とした、ちょっと古風な感じの女性というイメージがあったのだが、出てきたのは、ごくふつうの いまどきの女の人。

 グラビアクイーンだったのなら、スタイルは相当良いであろうはずなのに、身体の線を強調するような服装もしていなかったし。

 きっと、「元」 グラビアクイーンというイメージを払拭し、音楽で評価されたいと願っているのだろう。

 が、その音楽、なんというのだろうか、「ロックっぽい」 ハードな演奏に女の子の心情をのせて切々と歌う、いまどきの 「オンナノコ・ロック」 とでも言うのだろうか、べつだん目新しいところや特筆すべきものは 私には感じられなかった。

 客席にいた皆が皆、とくに反応もなく、ただじっと座って聴いていたところを見ると、そう思っていたのは私だけではなかったはず。

 あきらかに寄せ集められただけのバックのミュージシャンたちは、じぶんの腕前を誇示しようと躍起になっているばかりで、「バンド」 としてのまとまりはない。 かの女の声は、轟音ギターにかき消され、客席との温度差は拡がるばかり。

 かの女はいらだたしそうに、なにかを叫ぶも、それすらも聴こえない。

 「元」 グラビアクイーンが、その大きな胸をひたかくしにしながら、小さなライヴハウスで、ロックバンドをバックになにかを伝えようとしている ― そんな場面にじぶんが居合わせたことに、なんとも不思議に痛々しい気持ちがした。

 かの女が、自己を表現していく道程で一筋の光でも見出すことができればよいのだが。



 # ほんの通りがかりに見かけ、もう二度と会うこともないであろう人だけれども。
 # おまえもなー、という気もするけれども。 ...



 (初出: 2004.2.13 再出: 2004.5.18)

 BGM:
 The Smith “Queen Is Dead”


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ねこキック

2004年05月18日 19時18分21秒 | 想在
 「ねこキック」 をご存知であろうか?

 噛み付き、引っ掻き、ねこパンチ、ねこジャンプ、ねこなで声、ねこすりすり、ねこキッス ... etc 同様、ねこの必殺技のひとつである。

 対象に背を向け、後ろ足をお尻のほうに蹴り上げて繰り出す、破壊力はあまりないが、笑撃度ばつぐんの、非常にプリティーな技である。

 わが家に、近所のねことけんかして、右だったか左だったかの後ろ足をけがしてしまった子がいたのだが。 そのけがは、表面上は治癒したのだけれど、さわったりすると痛むらしく、抱きかかえようとして、ついその古傷にさわってしまうと、「イヤ (ニャア) ! 」 と悲鳴をあげられ、噛み付かれ、引っ掻かれ、仕上げに ねこキックをお見舞いされてしまう。

 その古傷、相当痛いのであろう。 反射的に繰り出される感じである。 こちらは、噛み付かれて引っ掻かれると、必死の 「反撃」 だけに 「あいたた」 となるが、仕上げに浴びる ねこキックには、つい、ぷっと吹き出しそうになってしまう。 ねこパンチよりも、もっとへなちょこなのだ。 なんとまあ、うまいやり方だ。 といっても、ねこはなんにも考えていなくて、ただもう必死さの余力っぽいところが、おかしさを倍増させる。

 わたしにも、ねこキックのような必殺技があったらいいのに。

 イタイトコロをつかれたときに、「イヤ ! 」 といって、噛み付いて、引っ掻いて、それでも、最後にはすべてチャラにさせてしまうような、すてきな反撃技が。

 そうしたら、どんどん反撃しちゃうのに ... 。



 けれども、われら人間の 「世間」 では、そういう 「ワザ」 のことを、いったい、なんと呼ぶのだろう ... ?

 なんてね。





 BGM:
 MC5 ‘Kick Out the Jams’
 デトロイトロックの“雄”、MC5 の代表曲。
Primal Scream がライヴでよくカバーするほか、Rage Against the Machine のバージョンも有名だろうか?
今年の Summer Sonic には、MC5 改め DKT-MC5 として出演決定 !

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タイトロープ

2004年05月18日 11時57分39秒 | 現実と虚構のあいだに
 ついでといってはなんだが。 「彼女」 のことについて語ろうか。



 彼女と出会ったとき、彼女はすでに、わたしには理解できない、ある 「コミュニティ」 に属していた。 あまりにも無知だったわたしは、その 「コミュニティ」 のことをまったく知らなかったのだが。

 いつも、人と会っているか、電話をしているか、携帯電話メールの読み書きをしている彼女は、電話番号登録のメモリが足りない、と、こぼしていた。

 わたしが、何件までメモリ登録できるのか、とたずねると、彼女は、「五百件」 とこたえた。



 五百人もの 「友だち」 がいる彼女には、いろいろなところに連れて行ってもらった。

 いわゆる celebrity とでもいうのか、有名人・著名人が集うお店。

 雑誌やテレビなどで紹介されるような人気の場所。

 わたしひとりでは、決して足を踏み入れることができないような豪華なパーティ。

 彼女を介さなければ、ぜったいに相まみえることもないであろう人とも出会った。

 彼女の 「友だち」 の乗る、イタリア製の車にも乗せてもらった。

 さいしょはたのしかった。

 正直にいうと、いろいろな体験をさせてもらえることに魅力を感じていたのも事実だが、それにもまして、いつも明るくて、人生に対して前向きな考え方をもつ彼女が好きだった。

 けれど、徐々に徐々に、なにかがおかしい、と思うことがあらわれはじめ、彼女の属している 「コミュニティ」 の存在とその実態を知り、衝撃を受けた。

 彼女の言う 「友だち」 は、ぜんぜん、友だちなどではないじゃないか、と。



 或る雨のふる夜、彼女から飲みに行こうと誘われ、近所のバーでおち合った。

 いったい、急になんだろう。 あの 「コミュニティ」 に関わることだろうか、と不安になった。

 けれども、いつもどおりに彼女が、おかしな話をとめどもなくつづけていたのでほっとしていたのだが、わたしがふたりに共通の知人の名まえを口にした途端、表情をこわばらせたかと思うと、堰を切ったかのように、とつぜん泣き出した。

 声を殺して。 肩をふるわせながら。

 そのとき、わたしは、 「その人」 と彼女とのあいだになにかあったのだ、ということを悟った。 おそらく、彼女にとって、なにかのぞましくないできごとが。 そして、勝手な想像だが、彼女があの 「コミュニティ」 にたずさわっていることが大きく関係しているのではないか、と。

 わたしは、だまってハンカチを差し出した。 お気に入りの、Vivienne Westwood.

 五百人もの 「友だち」 がいる彼女が、まだ、出会って数ヶ月しか経っていないわたし ―― メモリ登録がその半分もないような ―― の目の前で、小さな子どものように泣いているさまを、わたしは、ただ、じっと見守っていた。

 その数日後に会ったときの彼女は、いつもどおりの彼女だった。

 いろいろな苦悩をかかえているのだな、と思った。 そして、その苦しみをうちあけられる 「ほんとうの友人」 がいないのだな。 と。

 そのときから、わたしは、彼女の 「友だち」 になった。

 いまでも友だちである。

 もっとも、あの 「コミュニティ」 の 「あれ」 は、もう購入してあげることはしなくなったけれど。



 なかには、わたしがいまだに彼女と交遊しているのを訝る(いぶかる)人もいるが。

 「○○の人と付き合ってると、** ちゃんも、周りから変な目で見られるかもよ」 なんてね。

 なんとまあ、ありがたいことばだ。 涙が出てくらあね。

 太宰 治の 『人間失格』 の挿話を思い出す。

 なんどもなんども失敗を重ねる主人公に対し、学友だった男が、「これ以上は、世間が、ゆるさないからな」 と言う。 主人公は、世間とはいったいなんのことか、と考え、ふいに 「世間というのは、君じゃないか」 ということばが舌先まで出かかる ... という部分。



(それは世間が、ゆるさない)
(世間じゃない。あなたが、ゆるさないのでしょう?)
(そんな事をすると、世間からひどいめに逢うぞ)
(世間じゃない。あなたでしょう?)
(いまに世間から葬られる)
(世間じゃない。葬むるのは、あなたでしょう?)



 わたしも、変な目で見るのは、「周り」 ではなく、あなたでしょう? と言いかけたが、『人間失格』 の主人公のように、そのことばをのみ込んで、「そうかなあ」 なんて言って、わらってごまかした。

 まあ。 「忠告」 ももっともだ、という気もする。

 けれども、ほかの多くの人と同じように、わたしまで彼女から離れてしまったら、彼女がなにかのきっかけで目を覚まし、あの 「コミュニティ」 から脱出しようとするとき、いったいだれが、「こちらがわ」 から手を差し伸べてあげることができるのだろうか?

 ... なんて言ったら、かっこつけすぎかしら?





 BGM:
 The Kinks ‘Living on a Thin Line’
 Leon Russell ‘Tight Rope’
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アシンメトリーなわたし/Boogie Wonderland

2004年05月17日 23時27分46秒 | 想在

 歩いていて、右足だけ靴ずれして、痛い。

 同じサイズの靴を履いているのに。

 右足のほうが大きいみたいだ。

 歩き方のせいもあるのか。

 友人に相談したら、「おれは、左足のほうが長いと言われたことがある」 とのこと。 いったい だれに? ― 占い師に。

 なんで占いになど行ったのか、なんの占いをしたのかは、謎だけれど、へえ~という感じ。 足の長さがちがうこともあるのか。

 他にも、バスケットボールをやっていたために、踏み込む足のほうが大きくなったとか、肉体労働のために、利き腕のほうの筋肉だけ やけに発達してしまった、とか、生まれつき左右の耳が不揃いだ、とか、おっぱいの大きさがちがうとか、いろいろな例を聞いた。

 考えてみると、私自身、左右対称ではない部分がいろいろあることに気づく。 足だけでなく、目も左右で大きさがちがう。 つむじも曲がっているし、あれも曲がっている。 じぶんでは気がついていないだけで、じつは、ほかにも対称ではない部分がたくさんあるのでは。

 David Beckham なんかは、「シンメトリーな男」 として本でも取り上げられたようだが、あくまで、左右対称に近いというだけで、ほんとうは、完全なる左右対称ではないのかもしれない ... とか思ってみたり。

 そもそも、そんな完璧なヒトがいるのだろうか?

 千分の一だか万分の一だかの確率で精子と卵子が結合し、一個の生命が誕生する、ということ、それ自体が奇跡のような気もする。

 その新たな生命は、さまざまな *危機* をくぐりぬけて、めでたくこの世に生み落とされる。

 そして、さまざまな偶然から、大病にもならず、交通事故にも遭わず、通り魔にも遭わず、奇跡的に成長することができる。 決して当たりまえではなく、これこそが奇跡だとしたら ― 。

 それは、ちょっとは不恰好になることもある。 なにか、落としてくるものもあるかもしれない。

 けれど、それが、なんとかかんとか ここまでたどり着くことができた、ということの証しに ほかならないのだ、と考えてみれば、肥大化した右足も、いとおしく思えるものだろうか。



 BGM:
 Earth, Wind & Fire ‘Boogie Wonderland’

 (初出: 2004.3.18 再出: 2004.5.17)

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わショック! - 和食器の扱い方

2004年05月17日 11時54分38秒 | 想在
 ほんとうに、そう何度も何度も書くことでもないが。

 私は、料理はあまり得意ではないのだが。

 食器をあつめるのは、割りと好きだったりする。

 土曜日の収穫のひとつ、ぶらぶら外出中に、以前から欲しかった楕円形の陶器のカレー皿を入手できたことを忘れていた。

 私は、あまり詳しくないのでよくわからないのだが、作家の方の手づくりのものらしく、やわらかな、いい色合いをしている。

 これでおいしくカレーが食べられそうだ。 (カレー好き)



 ところで。 私が無知なだけで、周知の事実なのかもしれないが、買ってきたお皿には、取扱説明書がついていた。 陶器にとくべつなお手入れが必要だとは知らず、少々おどろいた。


(1) まず最初に

 米のとぎ汁で三十分ほど煮沸。 その後、そのままの状態で冷ます。
 そうすることで、米のとぎ汁がしみこんで、接着剤がわりとなり、土目が引き締まる。


(2) 使用する前に

 一時間から半日くらい水に浸し、水を先に吸わせて、料理の汁や油が土目にしみこむのを防ぐ。


(3) 使用した後に

 使用後は、ぬるま湯などにつけおきせず、水ですぐに洗う。
 その後、水気をふき取り、風通しのいいところで充分乾かす。


 ... いずれも、水分を吸い込みやすい陶器の特性ゆえに注意すべきことであるようだが、こんなにお手入れが必要だなんて、ずぼらなじぶんとしては、あらまあ、という感じ。 内心、ちょっと失敗した ... と思った。

 ああ、そういえば、ずっと以前に、色味と風合いが気に入って買った萩焼の湯呑み、土目にかびが生えてしまったことがあったっけ。 そんなお手入れが必要だなんて、それを買ったお店では教えてもらえなかった。 当然知っていなければならないことだったのだろうか?

 それ以来、じぶんには高い器は合わないのだ、と、安い器ばかりを買っていたが、やはり、陶器独特の風合いに、あらがえなくひかれることもある。

 いまどきは、100円ショップでだってある程度の器がそろえられるけれど、あえてひと手間かけてでも、手づくりの陶器を使ってみる、という 「すばらしきムダ」 をたのしめる、こころのゆとりがほしいものである。





 参照:
 utuwa.com 「うつわの情報 - 和陶器編」





 まったく関係ないが、ア○ウェイをやっている友人から買った (買わされた?) 台所用洗剤をやっと使い終わった。 捨てるわけにもいかず、こそこそと使いつづけていたが、使い切るのに、三年以上かかってしまった。
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映画を観ているときに気になること。

2004年05月16日 17時45分33秒 | 映画
 私は、映画を観るのは、おそらく好きなのだと思うが、決して 「マニア」 ではない。

 じぶんの興味のある作品は、ぽつぽつと観ているくらいで、たいして詳しくもないのだが ... 。

 (「映画好き」 ででもあるかのような記事をいくつか書いてしまったので、早めに暴露しておこう ... )

 さて、昨日劇場におもむき、映画を鑑賞したのだが、気になることがいくつかあった。

 まず、映画館であるから、とうぜん、いろいろな人が観に来る。

 自宅でではなく、あえて映画館で、というのは、話題の作品を早く観たいから、「ひまつぶし」 がてら、「デート」 の行路のひとつとして、とか、いろいろあると思うが、やはり、大画面、大音響で、集中して観たい、というのがたぶんにあるように思うのだが ... 。

 気になるのは、後ろの座席の人が、おそらく足を組んでいて、そのつま先が前の座席にすわっているちょうど私の腰あたりに食い込むことか。 そういった場合は腰の位置をちょっとずらせば済むのだが、当のお相手が貧乏ゆすりなんかをしていると、振動がつたわってきて、相当いらいらする。 あと、足を組みかえようとして、だろうか、ときどきつま先でガンと蹴飛ばされること。 これも、腹が立つ。 他意はないのだが、そういった人は男性が多いような気がするが ... 。

 そして、もうひとつ気になるのは、隣りの座席にすわる見知らぬ人 (やはりこれも男性が多い) が、こちら側に身体をあずけてきて、ひじやらなにやらが、こちらに触れること。 ワタシは、アンタの彼女か ?! と言いたくなる。 身体の大きい人にとっては、座席がせまいというのがあるのかもしれないが、だからといって、見ず知らずの人に気味のわるい思いをさせていい、ということにはならないと思う。

 むろん、かくいう私自身も、知らずに迷惑をかけてしまっていることもあるかもしれない。 おたがいさま、であろう。 多くの人が集う 「公共の場」 なのだから、多少の我慢は必要であろう。 また、人人人であふれる都会に住む者のかなしき宿命であろうか。 ― でも、でも、やっぱり気になる !

 いいじゃねえかよ、ちょっとくらい、なんて意見もあるかもしれぬが、アナタは気にならならなくてもワタシは気になるのよ ! と言いたくなる。

 こんな私が、神経質すぎて、自意識過剰なのだろうか?

 そんなにいやなら、映画館に行かなければいいのだろうか?

 そういえば、映画館でのそういったわずらわしさがいやで、映画は自宅で観る、という知人がいた。 大画面のテレビと、質のいいスピーカーは必需品だ、と言っていた。

 それは、ただしい、と思う。 まったく。 しかしねえ、映画館に行く、という 「行為」 そのものがときに恋しくなることも、あるにはあるのさ ... 。



 ちなみに、昨日おもむいた映画館は、有楽町にある 「丸の内ピカデリー1」 というところだったが、「レディースシート」 なるものを設けていた。 ついに(?)、映画館にも女性専用座席が。 むむむむ。 不思議な気持ちがする。





 web 検索結果より:
 『映画館マナー向上同盟』





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 当 blog 内関連記事:

 「おかあさんだって、ブルース映画が観たい」
 (2004.9.18 追記)

コメント (7)
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