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命を育み慈しむ...

2014-12-01 17:04:48 | 心のマッサージ

 先日、京都の二条城二の丸御殿で
開催されている金魚アートアクアリウムに
友だちと行ってきました。

 

 

行くまではとても楽しみにしていたのですが、
いざ行くと、まるでSF映画のワンシーンで
金魚が生体実験されているように感じ、
身体中に悪寒が走りました。 

 

周囲の観客から聞こえてくるのは
「キレイ!」とか「カワイイ!」という
大人の女性の声がほとんどですが、
中には「可哀想~」という子供の声がして
内心、ホッとしました。

 

一緒に行った友だちも、
「金魚が寝る時間に水槽をライトアップし、
まわりに人がいたらストレスがかかって死んでしまう」
と言っていたことが耳に残っています。

 

では、
祭りの金魚すくいはどうなのでしょう・・

金魚すくいの金魚はもっとストレスがかかりますよね。
私が子供の頃からあるイベントですが、
金魚が可哀想と思ったことは一度もありません。

 

どこが違うのかと、
私なりに考えた答えですが、

金魚すくいの金魚は
自宅に持って帰って飼うことが目的になっているので
そこには小さな育みや慈しみがあります。 

しかし、このイベントの金魚は
ただ観ることが目的なので、
そこには育みや慈しみはありません。 

 

物事は、
視点を少し変えるだけで
観えるものが大きく変わります。

 

人の考え方もそれぞれ、

私のように観たかったけど実際に観たら幻滅した人。

始めから観たくない人。

観たかったし、観たらより感動した人。

個々で価値感が違うので
どの考え方も間違いではありませんよね。 

 

これを観に行って写真を撮っている私が
「可哀想だからやめてほしい」などと
言ったところで説得力はありません。

 

ただ、

今回のことで私にできることは、
このイベントを批判をしたり、
知り合いに行くなと強要することではなく、
二度とお金を払って加担しないことです。

 

人は生きとし生けるものを育み慈しんでほしい・・ 

 

 

 

 


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