インフルエンザ続報

インフルエンザが猛威を振るっています。

20日に国立感染症研究所から発表されたデータによると、12月9日から15日のインフルエンザ患者数は、１医療機関あたり19.06人。すべての都道府県で前週より増加。全国の患者数はおよそ71万8000人と前週の2倍以上となりました。その後も拡大し続けています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20241220/k10014673721000.html

感染は九州地方からゆっくりと北上しているように見えます。九州の前は沖縄でしたしね。

何度も言っておりますが、「モデルナの新型コロナ・季節性インフルエンザ・RSウイルス リアルタイム流行・疫学情報 」は毎日更新され、前日までのデータを反映してくれます。NIIDのインフルエンザ流行レベルマップに比べて常に新しいですそれによりますと

今年の流行はここ数年来のピーク値を既に突き抜けており、まだまだ増え続けているようです。大流行になりそうですね。

20日の発表では真っ黄色になった奈良県の地図も、年末年始には真っ赤になる？

所で現在流行しているインフルエンザは、AH1pdm09が176件（94%）、AH3亜型が8件（4%）、B型が4件（2％） となっています。

AH1pdm09というのは、2009年に発生しパンデミックを起こし、当時新型インフルエンザまたは豚インフルエンザと呼ばれたウィルスです。それ以前に流行していた｢ソ連型｣と呼ばれる AH1 はその後検出されなくなりました。

 

AH3亜型は 1968 年にパンデミックを起こしたウイルスで｢香港型｣と呼ばれ、 現在まで繰り返し流行しています。 

B型はビクトリア系統と呼ばれるものです。B型にはもう一種類の亜型B山形系統も存在していたのですが、2020年3月以来検出されなくなっています。インフルエンザの世界にも流行り廃りがあるのですねぇ。

ここ数年のインフルエンザは上記の3種類で占められており、それ以外は今のところ流行してはおりません。

現在接種が進められているインフルエンザワクチンは上記3種＋Ｂ山形で構成された4価ワクチンです。（WHOは山形系統を外した3価ワクチンを推奨）

ですから、インフルエンザワクチンは効きます。感染の確立を低下させ、たとえ罹患したとしても重症化は防ぐことは出来ます。可能であれば、今からでも接種しましょう。

医療法人　坂根医院　では、予約なしの接種が可能です。費用　65歳以上の田原本町在住の方は￥1,500、一般の方は￥3,500　12歳以下の方の2回目￥2,000となっています。

まとめます。

１，今シーズンのインフルエンザは、コロナ以降最大の流行となりました。

２，現在流行っているのはA型（特にAH1pdm09）

３，今後はやるであろう３亜種は全て現在の４価ワクチンでカバーできる。

４，Aソ連、Ｂ山形は絶滅した？（理由は不明）

５，前回の話題ですが・・・子供にゾフルーザは不適（高齢者には良い）！

　私見は以上です！！

追伸　コメントのやり取り　面白いですよ！！　感想のコメント下さい！自分では分からないので！！

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