さあ!ドアを開けよう♪ 女性軍師は今日もゆく。

企業研修講師&大学非常勤講師の日々徒然。
~ 貌言視聴思(ぼうげんしちょうし)~

認知症介護の画像公開について

2015年10月24日 02時37分19秒 | 日記
認知症になったら、自分の意思表示ができなくなります。

若いときに、お洒落をして、身なりを気にして
プライド高く、生きてきた人も
もう自分がどんな姿でいるのかもわからなくなってしまう。


SNSでも、テレビの番組でも、認知症の人の顔や個人情報を
保護する義務があると思います。

いえ、認知症患者にも、個人情報を保護される権利があると思います。

なのに、
SNSの多くは家族が、自分の親や家族のプライベートを、世間にさらしてしまう。

女優の南田洋子さんが夫の長門浩之さんに介護されている、
その姿を公開されてしまったときに
誰よりも、綺麗に見られることを意識なさっていただろう女優さんが、
こんなプライベートを・・・、
ご本人は望んでいらっしゃるだろうか・・・と、
心が痛む思いをしたことがあります。

報道では、介護している方の大変さを報道しているように見えて
介護されている方の人権は忘れているようにみえます。

介護されている方が、もしも意思表示ができたなら、
自分のすっぴんや、寝間着姿や、布団に横たわっているところや、
食事している姿を、すすんで世間に公開しようなどとは
思っていらっしゃないのではないでしょうか。
また、見られたくない人もおありなのではないでしょうか。

認知症になって、意思表示ができないからといって
また、老人になってうまく意思を伝えられなくても
人として、個人の人権は守ってほしいと思います。

もしも、私が認知症になって、お世話をかけることがあっても、
その姿、顔、日常生活を
世間にはさらさないでください。
今からお願いしておきます。
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