さあ!ドアを開けよう♪ 女性軍師は今日もゆく。

企業研修講師&大学非常勤講師の日々徒然。
~ 貌言視聴思(ぼうげんしちょうし)~

怒り感情を味方につけて、女性都知事誕生

2016年08月01日 08時51分35秒 | アンガーマネジメント
 
※写真は千代田区HPより。

石原元都知事の「厚化粧」発言が、
女性票を増やしたと言われています。

実は、小池さんの顔には、アザがあって、
若いときから、そのアザをお化粧で隠してきたのだそうです。

女性の気持ちを、というよりも、人の気持ちを
大切にしない発言をする人が、元都知事だったのですね。

「知らなかった」という問題でもなく、
言われた人の気持ちを想像できない、
もしくは、言われた人の気持ちを想像できたうえで、ダメージを与えるつもりだったのか、
どちらにしても、
心の時代といわれる、現代のリーダーとしては、
もう終わった人、というイメージはぬぐえないですね。

ま、それはさておき、小池さんじゃなくても、
相応の年齢の女性は、たぶん、みんなお化粧でいろいろ隠しているものです。
シワや、シミや、クマや、くすんできた顔色やら・・・。
そんな、どんな女性でもドキっとした元都知事の「厚化粧」発言。

「はぁ~~~?! 悪かったわね、厚化粧で!!」
「紫外線バンバンの炎天下で、しかも、汗だくになるんだから、普段よりは厚化粧にもなるわよ!」

と、口には出さなくても、きっと都民じゃなくても、大勢の女性が
そう思ったのではないでしょうか。

女性は、そうやって若いころにはなかったものを、隠しつつ、
なんとか気持ちのバランスをとって、街を闊歩しているもの。

そんな女性たちの静かな怒りが、女性候補を後押ししました。
しかも、そんな非常識発言に男性候補が、何も言わなかった。
ようするに、同意ってことね。と、女性たちを敵に回してしまいましたね。


怒り感情で、周囲を敵に回す人と、
怒り感情で、味方を増やす人がいます。


もう、済んだことですが、
男性候補が、
たとえば
「私の妻も厚化粧です。そんないつまでも女子力を忘れない妻を20年変わらず愛しています。」的な
何か一言を、演説で言っていたら、流れは変わっていたかもしれないですね。

あくまで、かも。ですけど。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする