ティラーソン国務長官のスピーチ 「合衆国」の強さ

ティラーソン国務長官が、結束を促すスピーチをしたというニュース。

トランプ大統領の是非で、一枚岩とは言えない職員たちに対して、
「チームで働く、チームワークが必要ときに、個人の思いがそれを阻害してはいけない」

職員の大きな拍手。
日本にはまだない力が、「合衆国」にはある。

価値観も背景も肌の色も、あらゆる異なる人が作っている国では
価値観を超えたチームワークを作る力があるようだ。

全体の方向性を見誤らず、組織としての進行方向を手放さない
様々な価値観があることはわかっていて、横に置くことができる強さ。

盲目的に無視するワケではなく、
わかっていて横に置けるという、ほんの小さな違いに見えるけど、
実は大きく違うことに気づく人がどれだけいるだろう。

「合衆国」が、長年作り上げてきたコンセンサスをとるスキルの高さが
この状況をどう乗り越えるのか、とても興味深い。