学生数の多い授業では、
名前が覚えきれないので、
コピー用紙で、手作りの(通称「ミサコ折りと呼ばれている(笑)」)机上名札を、
各自で作って机上に置いてもらっている。
オレンジ色に近い黄色に髪のtopを染めている学生が
その名札に「ピエール瀧」と書いているので、
仕方なく「ピエールひよこ」とか呼んでいた。
授業中に、ピエールが一時退室(トイレか?)したので
どうした?と周りの学生に尋ねると、
他の学生が彼(の髪)を、鳥の巣と呼んだので、
英語専攻の彼等に、
英語では何て言うか知ってる?と訊くと
さすがに数人が、nest とこたえた。
彼等は教育学部でもあるので、
ついでに、
nested loop がモジャモジャや混乱を示すことと、
それが、学習にもたらす効果も説いておいた。
綺麗に整理して、答えを設定して教えられるよりも、
疑問や、空白を作ることで、
「どういうこと?」と、頭の中にnested loopが起こり、
「どういうことだろう?」と考え続ける。
それが解けるときに、アハ体験か起こり、
真の理解と納得ができる。
自分で解く「間」を持たせることも教育には必要だと。
話し終わったときに、ピエールが戻ってきた。
授業は、そのときに起こるチャンスを話題にするのが
一番面白いのよね☺️。