茶歴だけはン十年と長いけど
仕事を理由に、
中身は高級レース並みのスカスカでした。
コロナ生活になって颯爽と(笑)
茶道に、本格的に復帰。
茶道沼にハマっております。
先生も仰っていたけれど
450年続いてきたお茶の世界は
スゴい。
禅語などの国語、書道、
お道具の美術、芸術、技術、
それぞれの産地の地理、歴史、
仕覆(絹)の織物、
茶巾(麻)、布巾・雑巾(綿)、
着物の服飾。
茶懐石、菓子、お茶の「食」の世界、
家元、宗匠をはじめ、人間関係、
礼儀作法
立ち居振る舞い、もてなし、気遣い、心遣い、
亭主と客の言葉遣い、会話、
交渉術、
茶室などの建築、造園、インテリア、
茶花の園芸、
炭、灰と、お湯の科学と化学、物理
(茶の本には化学式が、書かれている)。
水屋での家事術、段取り力。
茶そのものの農業、
井戸、水、茶碗など地質、土質、
贋作を見抜く観察眼と知識、
その他もろもろ
書ききれない程、
広さと深さがあり、
地方を訪問して名物を見つけては
産業まで起こした
私益・共益・公益のバランスと
リーダー(家元)たちのリーダーシップ。
家元制度を作った如心斎はじめ、
仕組み、組織、制度づくりに
人材育成。
加えて、
それぞれの時代を読んでの
経営戦略、
お茶を飲むということ、
それだけで、
しかも、
千家の血を繋ぎつつ
450年経営してきた経営手腕は
事業承継のモデル、
ビジネスのモデルにもなり得ます。
学ぶことが多すぎて
面白すぎです。
しばらく、沼にハマっていたいと
思っています。
※プロティアン とは、変幻自在、という意味で、
ギリシャ神話の変幻自在の神、プロテウスか語源。
ダグラスホール博士が、
時代に合わせて、変幻自在にキャリアを重ねる
プロティアンキャリア理論を提唱。
VUCA時代の今、改めて注目されています。