カトリック情報 Catholics in Japan

スマホからアクセスの方は、画面やや下までスクロールし、「カテゴリ」からコンテンツを読んで下さい。目次として機能します。

(映画評)シーシュポス

2021-09-29 10:44:02 | 書評
 全16回の結構、長い韓国のSFドラマ。内容を一言で言うと「タイムマシンが存在しない理由」になるんだと思う。

 ハン・テスルというテスラみたいなベンチャー企業の青年社長が、「アップローダー」というタイムマシンを作ってしまい、それ以来、韓国の歴史は大きく変わってしまう。なぜなら、未来から次々に人がやってきて、自分の後悔の過去を変えようとするから。なかでも、ソ・ギルボクというテスルの元同級生のルサンチマンな人格の画家の影響は大きく、彼がやってきて以来、韓国の歴史は、ある年、ある日に必ず核戦争が起きるようになってしまう。過去に戻った彼は、競馬や株で巨万の富を作り、シグマという闇の財閥を築いてテスルたちの会社も陰から操る。そして、必ずテスルに「アップローダー」を作らせ、前後の韓国の歴史を支配する。 

 しかし、歪められた歴史を正したいと思う者も多かった。なぜなら、2021年に核戦争が起き、5000万人が死に、以後の韓国はディストピアに・・・。生き残った人たちは、放射能に汚染された廃墟の中で半死半生の生活をしていた。未来からやってきた女の子カン・ソへと、彼女と知り合ったテスルの必死の活躍によって、歴史は正されて、元の普通の韓国の歴史に戻るというお話

 核戦争のない歴史にしようと何度も何度も繰り返しては、そのたびに阻止されるという設定のようです(「繰り返し」は直接は描写されませんが。だって視聴者飽きちゃうし) 苦労の末、元凶でルサンチマンのギルボクを殺害するも、今度はテスルの片腕のエディ・キムが同じことをやり始める。結局、テスルの自殺によってアップローダーのない世界が実現し、不幸な繰り返しも終わります。

 だから、ドラマを一言でまとめると「タイムマシンが存在しない理由」が一番、合っているでしょうね。






https://www.netflix.com/watch/81397574


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。