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リビア洪水で2万人が死亡(日本テレビ)

2023-09-17 21:09:51 | 時事
 
 カダフィ政権が倒されなければ、起きなかった災害です。2か所のダムの決壊が原因ですから。欧米の介入により、カダフィ政権が倒されて以降、リビアは内戦が続き、国全体が悲惨な状態です。
 
 カダフィ政権と今と、どちらがましだったかは、明らかです。欧米はまともだった国を攻撃し、極貧国に変えました。
 
 
 

アフリカ北部リビアで起きた洪水では、亡くなった人が2万人に達する可能性があります。24時間で1年分の雨が降り、ダムが崩壊。街が大規模な被害を受けました。ここまで被害が拡大した背景には、内戦による「国の分裂」がありました。

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リビア・アルバイダの街を11日に撮影した映像では、激しく流れる泥水で、道路が川のようになっています。病院の中にも大量の水が流れ込みました。「水をはけて! 水をはけて!」と声をかけながら、水をはき出している様子が映っています。

11日、北アフリカのリビアで豪雨による洪水が発生。地元メディアによると、24時間で1年分の雨が降り、ダムが崩壊。街が大規模な被害を受けました。別の映像では、建物や車はすべて水に浸かり、車や人が安全に行き来できる道は見当たりません。

北アフリカにあるリビア。特に被害が大きかったのは東部の都市、デルナです。洪水から4日、水は引いたものの、街は泥にまみれ壊滅的な状況に。

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洪水は、甚大な被害を出しました。洪水の起こる前と後の衛星写真を見てみると、洪水後は多くの建物が押し流され、泥がかぶった状態になっています。別の衛星写真では、海から水が街に流れ込み、幹線道路が寸断しているのがわかります。

AP通信によると、これまでに1万1300人以上が死亡。依然として1万人以上の行方がわかっておらず、死者数は今後、2万人に達する可能性もあるとしています。

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なぜここまでの被害になってしまったのか。その背景にあるのが“政治状況”です。国が東西で“分裂状態”にあるのです。

現地メディアなどによると、長引く国の混乱でインフラの整備や改修がままならない状態に。また、デルナがある東部は反政府系の勢力が統治していて、支援がうまく進んでいません。

WHO(=世界保健機関)は、被災者支援のため、200万ドル(=約2億9000万円)の資金提供を発表し、支援物資を送るなど、人道支援を急いでいます。

 
【9月17日 AFP】(写真追加)国連人道問題調整事務所(OCHA)は16日、リビア東部で発生した洪水について、デルナ(Derna)の死者が1万1300人に上ったと明らかにした。1万100人が行方不明となっているという。

 デルナ以外でも洪水で170人が死亡した。リビア赤新月社(Libyan Red Crescent)が公表した数字としている。

 捜索・救助活動が続いており、死者はさらに増える見通しだという。

 OCHAによれば、デルナでは安全な水の不足も深刻化しており、少なくとも子ども55人が汚染された水を飲んで死亡した。(c)AFP
 
2023年9月17日 15:52 AFP]
 
求めたのはささやかな自由 リビアとシリア、待っていたのは果てしなき内戦<まぼろしの春③ アラブ民主化運動から10年>
2020年12月19日 05時50分 東京新聞
 
政権崩壊後、リビアは東西勢力に分裂して内戦に突入し、治安は著しく悪化した。200万人近くが国外へ逃れ、豊かだった国は大きく様変わりした。ガッダファダム氏は「欧米は介入だけして、何ももたらさなかった。なぜリビアは壊されたのか。その理由を教えてほしい」と語気を強めた。
 
 ただ、政権崩壊後は状況が一変したという。「リビアの威厳は失われた。民主化は手に入らず、失ったものの方が大きい。昔の方がよかったと気づいたが、もう全てが遅い」
 
 
 


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