2月3日
静岡にて保険医協会主催白水貿易共催にて田島菜穂子先生の講習会が行なわれました。
衛生士にとって、歯周病のメインテナンスは重要な仕事です。ですが、たぶん歯周病のメインテナンスを、なんとなく解っているつもりで仕事をしている衛生士は私を含めて少なくないはずです。
歯周病のメインテナンスに必要なことはなにか?
それは、なぜ病気が起こるか?それを理解することから始まりました。
食事をすると、口腔内のPHは酸性になるが、30分ほどで唾液緩衝能により、口腔内のPHは中性に戻る。それを1日3度繰り返しているのですが、間食が増えたり、生活が不規則だったりなどで、口腔内の環境の変化が起こり、歯周病、う蝕といった病気になる。
その環境の変化を正常に戻し、維持していくことを手助けをするのが、メインテナンスであり、そのために、生態系を壊さず、患者さんに負担のないように口腔内を超音波スケーラーや
PMTCなどで根気強くケアーしていくことが必要なのです。とお昼を挟んで4時間ほどの講演があり、その後、超音波スケーラーの実習に
バナペリオ体験と1日みっちり講習を受けました。
「なぜ歯周病になるの?」という問いに、「歯を磨かないから」「歯の磨き方が悪いから」ではなく、バナペリオなどの保険以外のリスク判定は難しくとも、患者さんの口腔内をよく見て、EPP、染め出し、口腔内写真などの検査をし、日常生活などの問診などから、リスクを見極め、具体的に患者さんを教育しながら指導することがこれから私たち衛生士の役割として大切なことと強く思いました。
また機会がありましたら、田島先生の講習会を受けに出かけて行きたいと思いました。