
医療従事者には、患者等から感染を受ける危険性と患者等への感染源になる危険性がある。その危険性を少しでも回避できる対応を聴いてきました。
針刺しは事故ではなく損傷。事故は予想できないもの、不注意で起こるものですが、針刺し損傷は、注意すれば回避できる。
ただ、医療現場では日常的に、熟練、未熟にかかわりなく、針を扱う機会が多い人に高い頻度で発生しています。
しかし、安全対策を怠ると訴訟問題にも繋がるとても大きな問題なのです。
針刺しや切創の損傷は
HBV.
HCV.
HIVだけでなくマラリアやテングネツなどに感染する恐れもあります。
マスク、ゴーグル、フェイスシールド。衣服が汚染しそうなときは、ガウンやプラスティックエプロン。出来るだけリスクを避けるために、自分の身を守る術を怠らないようにしましょう。
歯科診療所での針刺し損傷に対する予防策は、
リキャップをしない。
手袋の着用。
針刺し損傷が発生した場合はすぐに報告できる対応を整えておくこと。(怒られるのではないかと報告が遅れることが問題)これらを徹底させること。とにかくこれが大切です。
ちなみに8月30日はハリサシゼロの日だそうです。
2017年2月14日保険医協会主催。三島文化会館にて