アラウンドサーティーとは、30歳前後の層を指す言葉です。
40代、50代の人たちも今は、年相応と言う言葉は通用しない時代です。
このアラウンドサーティー世代は、あの厚底サンダルブームの経験者達
ストリートカジュアル、コギャルファッションを押し上げ、セクシーカジュアル、セレブカジュアルを代表する世代です。
団塊世代のジュニアたち!でもあるのですね。
デザイナー達が考えるモードの中心が30~35歳だったものが、00年代後半は10歳も若返り20代へ一気に飛躍しているわけは、
90年代は80年代の奇抜、絢爛の反動で、シンプル、無機質なミラノ風リアルクローズ「グッチ」や「プラダ」は30代のキャリアにぴったりだったが...
90年代終盤は「エルメス」「セリーヌ」の極上の日常着ブーム、カシミヤセーターを着る40代からの大人の女性。
00年に入ると、30歳前後のデザイナーが作る等身大のリアルクローズ。フェミニンがトレンドになり、「クロエ」や「ステラマッカトニー」に人気。
おき楽に飽きた00年代後半はエレガントでドレッシーなスタイルへ飛躍!びっくりする新しさより古くからある美の再構築に感心をもつ。「バレンシアガ」など男性デザイナーが作るクラッシックスタイルに人気。
注目のジャンバティスタバリのデザインは20~25歳の女性たちをターゲット。
20代前半の女性は意識的で独立していて強い個性と主体性がある
新しい世代が求めているものは、新解釈のクラッシック!なのだそうです。
今年の春夏のトレンドはそんな影響を受けて、20代前半の若い女性が似合うデザインが多いのですね。
20代の雑誌はcancan,non-non、spring、Scawaii
(幸田来未、エビちゃん、土屋アンナ)
30代は Miss、VERY,GLITTER、GLAMOROUS、SPUR
(押切もえ、岩堀せり、木村カエラ、深津絵里)
40代は STORY、NIKITA、VOGUE
(黒木瞳、黒田知永子、小泉京子、ケイトモス)
50代は ミセス、家庭画報、婦人画報
(桃井かおり、夏木マリ、吉永小百合)
一つの目安として雑誌を選択してみるのも新しい発見があるかも知れません。
参考文献繊研新聞
ではまた次回に!