この写真は桜の咲くばんな寺(イメージで掲載しました)
今日は、とても良いお話を聞くことが出来ました。
身内の葬儀で供養して頂いたご住職さんのお話です。
昨夜のお通夜の席で、ご住職のお話、姿勢にとても関心を持ちました。
一期一会かも知れないと...
今日は、それとなくご住職の側へ座れる席を選び会話できることになりました。
でも、私としてはかなり勇気のいる行動です。どう話を切り出してよいのやら...
そしてやっとの思いで話すきっかけを作れました。
ご住職さんはとてもお若い方で...28歳でした。
ご住職のお父さん(先代の住職)は、ご住職が25歳の時に他界してしまったそうです。
先代のご住職の心...
葬儀はしたものの、住職にお布施を払う余裕がない家庭もあります。
そんな時、先代のご住職は、お布施は支払うところへ支払った後、
もし残ったお金があればそれを頂ければいいのです。
お金があろうとなかろうと、亡くなった方の供養は心を込めて務めさせて頂きますと...(深)
踏ん反り返って「お布施は○○万円お願いします。」と言い放つお坊さんもいるのですよ
お坊さんである前に一人の人間なのだ...と思いました。
そして今の、ご住職さんは、まさに先代の意志を受け継がれているご子息と感じました。
生まれながらにいずれはお寺のお坊さんに...と分かっていても
まさかこんなにも早く、寺を継がなければならない状況になるとは思わなかった...と
だからこそ、気付きや学ぶべきことを知ることが出来るのかも知れません(深)
私の息子は自衛官なので自由があるような、ないような、毎日が拘束された環境です。
やっぱり悔いのないように、自由な時間を持てる職業に転職したいと言う時がある。
「うん、そうだね!○○○の気持ちは良く分かるよ。ママは...と思うけどね。」
と、思い止まる方向で、話をまとめてしまいます(-_-;)
息子も言ってるだけだと分かっているので、安心して聞いていますが...
そこで、ご住職も自由にあちこち行ける環境でなくて、窮屈に感じたりしませんか?
と質問してみましたが、今不自由に感じていることが良いのか、悪いのかは?
「きっと年を重ねて振り返った時に分かるのでしょうね。」
と!心に余裕がありました。流石です
肝心なのは、大切なのは?
十年先、二十年先...の目標が明確なのです!
まずは、「子供が自由にお寺に来て学べる空間」
その子供を迎えに来た親御さんとも関わりを持って、会話が出来る環境作り。
そしてその先には、
「私が動かなくても、皆がお寺に集まって来て、色々な話が出来る環境を作りたい!」
とおっしゃっていました。
チャンスを逃さない、気づくことが出来るアンテナを立てることとは、人生を変えられます。
(福島正信さんの著書より)
子供を見れば親が分かる。
部下を見れば上司が分かる。
社員を見れば社長が分かる。
と言いますが、私も心を戒めて毎日大切に過ごして生きたいと思います。
今日も一日ありがとうございました。