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蔵馬ウケネタ、日常のことなど思った事を綴る。

強引で溶ける唇

2019年01月23日 23時50分51秒 | 蔵馬受けblog内小説


サイトの移転が進みました。

はじめ、違うレンタルサーバーで考えていたんですが
ftpがうまくいかない!ファイルのアップがうまくいかなくて
色々悩んだ結果…。今は他を借りて様子を見ているのですが、
結構うまくいきそうなのでよかったです。

※このまま、小説とかもそのままで移転します。




奈々ちゃんロスは収まっていないのですが、
ちょっと
バレンタインについて考えていて…。

今年は飛蔵バレンタインは、いつもと違う想像をしています。

口移しも良いんじゃないかな!?


・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥


甘い香りが広がる街の商店街を抜けて、飛影は、もう見慣れたその家を見つけた。
もう何度ここへ来ただろう。
「おかえり」
蔵馬はそう言うけれど‥本当に、ここが一番の場所だと思える。
この弾んだ息も今は気持ちが良い。

「なんだ、これ」
蔵馬のベッドの近くの小さな箱を、飛影が拾い上げた。
「ああ」
くすっと、蔵馬は笑ってみた、それは悪戯の香り。この気配は…蔵馬がご機嫌なしるしだ。

だから、パリッと、飛影はその箱を開けた。
途端に広がるビターな香り。これは…さすがに知っている。
もう今は2月だ。
「分かった?」
ちょこちょこと近寄ってきた蔵馬は、頬を赤らめて飛影を見上げた。
「バレンタインだろ」
もう去年、「好きな奴にはどっちからあげてもいいんだろ」と言って
蔵馬の唇を奪ったので…覚えている。同じ事を思ったのか、蔵馬はちょっと
嬉しそうに頷いた。
「これ、一緒に食べようと思って」
開けた包みの、幾つも入っているトリュフを、蔵馬の白い指がつまみ上げた。
薄い唇が、みるみるうちに茶色に染まっていく。
「んっ…これ、控えめな味でおいしいんだよ」
「そうか」
そうとだけ、飛影は言った。それを見てもうひとつまみ…拾う蔵馬の指が止まった。
飛影が、その手を止めていた。
「飛影…?」
言った蔵馬は、今度は瞳をくるくると転がした。その瞬間…ちゅぱっと音がした。
「えっ……」
蔵馬の指を、飛影は舐めていた。茶色く染まった指先を、飛影は赤い舌で舐めていた。
「ちょっと……」
生ぬるく、飛影が蔵馬の指先をゆっくりと舐め回す音だけが響いた。
「いいじゃないか。これ」
くっと、笑ったのは飛影のほうだった。
「あっ……ん!」
小さく開いた口が、驚きの声を上げた。ひとつ…蔵馬の口にトリュフを入れたのは
飛影だった。そのまま……。飛影の唇がトリュフを舐めた。
「あんっ……」
二人の口の中で溶けていく感触に、蔵馬が甘い声を上げた。

・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥

という感じで。


口移しもいいよねと言う感じでした。

バレンタインはいつも、蔵馬よりの心理で書いていたので、たまには違うテイストで
書いてみたいなと思ったのです。そう言うのを考えていたら、飛影がいたずらっぽい
ことをするのもいいかなと思ったのでした。
わたし結構強引なキスって好きなので、飛蔵もそうしたいです。


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