やっぱブログだべさ。

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 まずは「初めに・お約束」をお読み下さい。

「三銃士」VS「アニメ三銃士」のお話。

2007年04月10日 | ご本
 今日もマニアックに行きます。Chewieが小学生の頃、NHKで「アニメ三銃士」というのをやってました。同世代の方で観ていた方も多いんじゃないかと思います。もうこれが大好きで大好きで、毎週楽しみにしてましたの 10年くらい前に衛星で再放送してたんだよね。それも途中で知って、その後全部見ました
 
 高校の世界史の教科書に、ルイ13世と宰相リシュリュー(私の中では、リシュリュー閣下w)が載っていたのを発見した時は嬉しくなっちゃったそして、教科書でたった2行で片付けられているルイ13世のご時世にも、色んなドラマがあったのだよとしみじみ思ったChewie。「三銃士」は半分事実、半分作り話だけどね。
 
 それはさておき、今まで実は原作は読んだ事がなかったけど、図書館で「少年少女文学館」系の子供向けの三銃士の本(日本語)を発見。原作バージョンはなかったから、それを借りてきました。「三銃士」というのは、アニメ版の最初の三分の一くらいで、その続きは「二十年後」っていう本と「鉄仮面」っていう本が出ているそうです。きゃ~鉄仮面!と、一人でドキドキしちゃってるけど、Chewieは、アラミスのファンだよ 

 で、「少年少女文学館」は昨日一日で読んじゃったんだけど、子供向け過ぎて、話が簡略化されすぎて、意味が分からないトコロも多々あった

 そして、三銃士って…篤い友情の話だよね? 「ひとりは皆のために、皆はひとりのために」の、4人の友情の話だよね? なのに、この本は、その辺が完全に抜けている。ただの陰謀と策略の話になってる!
 仲間を一人ずつ見捨ててロンドンへ行くダルタニャン。アニメ版では、その旅で、喧嘩して決闘になったポルトスや、ダルタニャンをかばって怪我を負わされたアラミスを、3人は見捨てようとしなかったのに。 
 
 更に、アニメで大活躍の、ダルタニャンのロバのロシナンテ。原作では物語の最初で、お金に困ったダルタニャンにさっさと売られてしまいましたかなりショック。

 そして、ある場面で酒びたりのアトス 更に、三銃士の3人とも、異様に喧嘩っぱやい

 それから、ボナシューさんとその奥さん。アニメでは老夫婦で、娘のコンスタンスってのがダルタニャンと恋するんだけど、原作ではこの若い夫婦は仲が悪くて、しかもボナシュー夫人がダルタニャンと恋しちゃう。
 ・・・さすが、アムールの国、おフランス。
 
 という訳で、少年少女文学館にかなり幻滅 今度、ちゃーんとした原作(勿論訳だけど)を探して読もうか、と思ってます。勿論、上に書いた話の内容は、少年少女と同じだろうけど、ちょっと説明が足りないのです。もっともっと友情の話の筈なんです。

 少年少女文学館で良かったのは、挿絵の銃士たちの制服が、アニメと同じだったこと。興奮しました。それから銃士隊の旗の模様の由来が分かった事w 


 ところで、今まで3,4人で仲良しグループみたいのが出来た時に、「僕達、三銃士だね」って言われた事が2回ほどあります。誰がどの役よ?!と突っ込みたくなりましたがアニメ版みたいな三銃士の友情、素敵ですよね