Chiba Univ. Swimmer's Blog

千葉大学体育会水泳部の日常をお伝えします!
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全く、いい水泳人生だった!

2024-02-06 17:09:10 | 活動紹介2024

こんにちは。
法政経学部4年の磯部です。
このブログが、私の水泳部人生最後のブログになります。

 


我らがエースの渾身のブログの後で何を書こうか迷いましたが、無難に大学時代を振り返ってみようと思います。稚拙な文章ではありますが、どうか最後まで見ていってもらえると嬉しいです。              

ご存じの通り、私にはお笑いのセンスというものがありません。そのため、非常に平凡かつオチのない内容が続きますが、ご容赦くださいね。

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緊急事態宣言が発令され、大学敷地内に入ることすらできなかった入学当初、実は私は、水泳部に入部するつもりは全くと言っていいほどありませんでした。高校時代から本格的に始めた競泳でしたが、競技面では入部当初72秒だった1フリを56秒まで上げることができたり、素晴らしい仲間と濃密な日々を過ごすことができたりと、たった3年間でしたが明確に「やり切った」と思っていたからです。いわゆる燃え尽き症候群ってやつですね。

 


そんな私に水泳を続けるきっかけをくれたのは、同期の福貴田でした。
福貴田は浦高の水泳部の同期で、別の予備校で浪人したにも関わらず、蓋を開けると結局同じ大学同じ学部に入学していた、という不思議な縁がありました。
一足先に入部した彼がことあるごとに声をかけてくれたこともあり、9月に入部。入学当初は体育会に入るつもりはありませんでしたが、負けず嫌いな性格もあり、せっかく入ったからにはちゃんと練習してもっと速くなろうと思っていました。

 

そんな前向きな気持ちとは裏腹に、コロナの影響は想像以上に凄まじく、大会の出場規制がかかったり、朝練の人数制限があったりと、何かと思い通りにいかない中での活動が続きました。モチベーションの維持が難しい時期も多々ありましたが、それでも、日々の練習一本一本に何とかやりがいや喜びを見出そうと気持ちを切り替えて、自分なりに頑張ってきたつもりです。

 

そう何やかんやしているうちに、幹部代になりました。
自分たちの代は、活動制限のフェーズと制限解除のフェーズの両方を経験した、我ながら難しい代だったなと思います。幹部としての連携もなかなか思うようにいかないことが少なくなかったですね。沢山ミーティングをした記憶があります。


私のポリシーとして、「部員みんなが楽しんで活動してなんぼ」という思いがありました。体育会とはいえ、国立大学の部活動なので、当然色んな考えの人がいます。実力、モチベ、練習頻度などなど。。どちらの意見に偏りすぎても部として上手く機能しないでしょう。そこで、元々やる気に満ち溢れている部員に対しては、切磋琢磨できる環境をどうやって用意するか。そうではない部員に対しては、どうすればフェードアウトせずに練習や行事に参加してくれるか。どうすれば、練習を楽しんで帰ってくれるか。そして、これらをどう両立させるか。そんなことを考えながら、できる限り視野を広く持って、練習で積極的に声を出したり、メニューのサークルや強度を調整しようと努めていました。私は水泳歴も比較的浅く、実績もない平凡なスイマーです。だからこそ、同じような実力の部員の気持ちがある程度分かりますし、寄り添いたいなと密かに考えていました。背中で力強く引っ張っていく者も、足元からそっと支える者もどちらも必要で、両者が上手く相互作用することで、部がより良い方向に向かっていくのではないか、と。まあ、こんな偉そうなことを書き連ねていますが、実際何か表立って大きな仕事をできた訳ではありませんでした。不甲斐ない副将だったのではないかと反省も多いですが、とにかく、良い経験になったと感じています。

 


私の競技面の転機としては、2年の年末にやったTTで、たまたま泳いだ2バタで2’35の大ベストを出したことです。もの凄くびっくりしたのを覚えています。Frだとかすりもしなかった全国公標準に一気に手が届くところまできて、ウキウキで練習をするようになりました。大学練では高校と比べてどうしても練習距離が落ちてしまうので、長めのDownで距離を稼いだり、intimeで勝手にhypoをしたり自分なりに工夫しました。家で嫌いな筋トレもするようになりました。そして、3年にしてようやく出られた全国公では、2バタで4秒のベスト更新!大学でも水泳を続けて良かったなと心から思えた瞬間でした。

 


幹部交代後は試験勉強で長く部を離れてしまいました。それでも、こんな私のことを気にかけて「元気?飯でも行こう!」「練習来てくださいね!」と度々声をかけてくれた同期、後輩の皆、本当にありがとう。私は素晴らしい人たちに恵まれているなと実感する日々でした。世間ではコロナの脅威もひと段落し、大会の応援が解禁されましたね。復帰初戦の関甲信では沢山の応援を背に受けて泳ぐことができました。結果は満足いくものではありませんでしたが、最高の気分でした。関カレ、関甲信、インカレと、自分も4年分の思いを込めて、めいっぱい応援しました。4年目にしてようやく、入部前に自分が思い描いていた部活動の形を体感できた気がして、とても充実した思い出になりました。

 


そして月日は流れ、大学4年の2月を迎えています。モラトリアム期間はもう2か月も残っていません。これはあるあるなのですが、卒業が近づくにつれ急に部活が名残惜しくなってくるものですね。ラストレースの冬季まであと11日。卒業まであと46日。もう少しだけ練習にお邪魔します。磯部が来たらかまってあげてください。

 

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ざっと4年間を振り返れたところで、皆さんへに伝えたいことを3つ書かせてください。練習や技術の面で私から言えることは特にないので、それ以外のことで。

 

①大学生活、時間は有限です。

勉強、バイト、遊び、、水泳以外でやりたいことも沢山あると思います。何をどのくらい重視するのかも、全て自分次第ですし、正解はありません。しかし、大学生生活はたったの4年間しかありません。だから皆には、卒業するときに後悔の残らない選択を日々していってほしい。朝練一つとってもそうですね。今日は行かないと決め、それで後悔しないのなら、ぐっすり睡眠時間に当てた方が自分のためです。でも、頑張ると決めたのならば、寝坊しても、意地でも、這ってでも練習に行くべきです。どちらが良い、悪いではありません。大切なのは、何となく、なあなあに日々を過ごさないことです。私自身、練習参加に関して、あの時もっと行っておけば良かったなという後悔の気持ちがあります。皆さんには、そんな私を反面教師にして、是非残りの大学生生活を謳歌してほしいです。

 

 


②色んな方面への感謝を忘れないでください。             

周りの選手はもちろん、マネージャー、先生、OBOG、支援課の方々、練習拠点の社員さん、他大関係者、大会関係者、家族など、様々な人たちのお陰で、自分たちは日々練習でき大会に出られています。そのことを忘れずに、是非、直接感謝を伝えてみてください。感謝の気持ちというのは、回りまわっていつか必ず自分に返ってきますよ。そして、何と言っても皆さんはアスリートです。アスリートらしく、生涯ベストを出して結果で恩返しできたら最高ですね!私もいちOBとして、皆さんの競技結果を楽しみにしています。

 

 

 

③この水泳部で、自分にしかできない「役割」「頑張り所」を見つけてください。     

これが一番言いたいことかもしれません。千葉大学体育会水泳部には、インカレスイマーから初心者まで、様々な人がいます。確かに競技結果は実力の有無で決まるものですが、「水泳部」という団体に所属し活動する中で、人それぞれ最大限力を発揮できるフィールドは違うはずです。

 ・誰よりも水泳に情熱を注ぐ  

 ・練習に誰よりも参加する  

 ・練習で誰よりも声出しをして盛り上げる  

 ・大会で誰よりもデカい声で応援する

 ・大祭や新歓の準備を誰よりも頑張る  

 ・誰よりも先輩・後輩・同期と仲良くなる  

 ・誰よりも皆を笑わせる  

 ・誰よりも正確にタイム計測する   etc...

他にも沢山あると思います。本当に、何でもいいんです。些細な事で構いません。是非、自分なりに「これは俺/私にしかできない、誰にも負けないぞ!」というものを見つけて、それを極めてみてください。

皆の個々の頑張りが一つに結集した時、千葉大水泳部は更に高みに向かっていけると、心から確信しています。

 

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そして最後に、感謝を伝えさせてください。こんな私を支え、競技者として、そして人間として大きく成長させてくれた先輩方、同期、後輩の皆、浦高関係者の方々、他大の仲間、そして両親。

本当にお世話になりました。ありがとうございました!皆さんに何らかの形で恩返しができるよう、これからの社会人生活も頑張っていきます!

 

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さて、長々と書いてきました。名残惜しいですが、ここらで私のブログを締めたいと思います。

先程ちらっと触れましたが、こんな引退ってぽいブログを書いているくせに、実は私、まだラストレースが残っております。

2/17.18の冬季で正真正銘のラストです。4コメ、半バタ、1バタ、2バタに出場します。リレーも枠があれば何でも出ます。

最後悔いなく終われるように、必死こいてがむしゃらに頑張ります!

皆も頑張りましょう!

明日の練習もお邪魔しますよ!

 

 

 

改めまして、皆さん、4年間本当にありがとうございました!

 

 

それではまたどこかで!

 

 

 

 

磯部 隼輔

 

 

 


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