Chiba Univ. Swimmer's Blog

千葉大学体育会水泳部の日常をお伝えします!
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青春の日々

2024-02-05 20:53:25 | 活動紹介2024

4年の福貴田佳佑です。

今回からしばらく4年生がブログを書くことになります。引退ブログです。先日の大会で一足先に引退となったので、トップバッターを任されました。少し書いては書き直す日々が続き、遅くなってしまいました。すみません。

ここ最近、引退を強く実感しており、非常に悲しくなっております。しかし、どれだけ嘆いてもあの青春の日々は戻ってこないので、このブログにて思いを綴って締めようと思います。私の後には精鋭たちが控えているので、笑いは彼らに任せることにしましょう。文才がないので、飽きが来たらすぐ閉じることをお勧めしておきます。

 

書きたい事としては3つです。

①大学水泳の振り返り

②メッセージ

③各方面への感謝

 

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①大学水泳の振り返り

高校3年でインターハイに出場し水泳の楽しさを知った私は、大学でも水泳を続けることを決め、迷わず体育会水泳部に入部しました。アットホームな雰囲気、可愛がってくれる先輩方。自分にとって居心地が良い部でした。しかし、入学時からコロナウイルスの影響を受け、1年目、2年目は主要大会に出れず、満足いく活動が出来ませんでした。これに関しては私に限ったことではなく、タイミングの話なので何とも思いません。ただ、引退する今になると、あと2年分やっていたかったなとは思ってしまいます。それほど、後半の2年が充実していたのですね。

 

2年後半からは幹部として、チームを率いる立場になりました。まあ、本当に色々ありましたね。明言はしていなかったのですが、私としては練習係長として役割を果たす中で、「レベル差問わず全員が水泳の楽しさを実感できる環境」を1つの目標としていました。高校時代、主将経験を通して鍛えられた目が良くも悪くも活き、誰がどんな練習をしているのか何となく見えていました。大学で始めたばかりの人がターン練習を繰り返していたり、着実に練習のタイムが上がってきている人がいたりと。だからこそ、レベルの高い人だけで完結せず、個々の努力が最大限報われる環境にしたい、その思いで練習計画等を立てていました。

3年夏前のミーティングで、「練習に来てより頑張りが見える人を東部に出したい」と提案し、炎上したのも、この思いの故です。やはり、枠争いがある大会に出場する選手は、水泳に対してより前向きな態度を示し、出れない人にも応援される選手であってほしい。私の持論ではありますがそんな思いがありました。だが、決して強制するものではない。人によってそもそも入部のモチベーションも違う。ここの葛藤を日々していた気がします。結局東部前にアツめのブログを書く程度に留めました。貼っておきます。1年生とか良ければ一目見てみてください。

 

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こんにちは。3年の福貴田佳佑です。今日の練習はFPでした。みんな各々で最終確認していました。あと1日、できることをして明日に備えましょう!早く寝ようね。さて、明日か...

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3年の夏はチームとして団体権を獲得できたり、東部では全体で非常に高いベスト率が出せたりと、結果として上手く行きましたが、もっと良い言い方、もっとやれたことがあったのではないかと後悔は死ぬ程残っています。後輩に見苦しい姿を見せたことも多々ありますが、そんな中でも私達の代に着いてきてくれた後輩には感謝しています。嬉しかった。本当にありがとう。

 

個人としては、ベストタイムを出せたのは100mのみで、200mの背泳ぎは自己記録に迫ることもない。特に4年の夏は同様のタイムが東部、関カレ、全国公と続き、メンブレしかけました。だが最後のインカレ。引退レースでは走馬灯が流れるという噂は耳にしていましたが、そんなことは気にせず自分の水泳人生に華を持たせたい一心で臨みました。結果、個人の100m、メリレの1泳で2回ベストを更新。特にメリレは、今までの経験が全て詰まった最高の一本でした。思い出すだけで自信が蘇る様な一本。このレースの後、水泳人生の中で初めて「やり切った」と思えました。あのレース直前に見た煌びやかな景色、真っ青なプール、スタート直前の静けさ、タッチ直後の歓声。一生忘れることはないです。

 

そして何より大学水泳を通して、チームとして戦う水泳の面白さを味わうことが出来ました。最後の結果も1人で臨んでいたら決して出すことは出来ませんでした。感謝しかありません。3年の団体権獲得、関カレの1位争い、全国公メリレ5位、4年の関カレ一部昇格、メリレでのインカレ。これらの偉業を成し遂げた喜びを今の部員達と共有できたことは、私の最高の思い出です。

 

 

大学水泳は私の青春の日々です。大切な思い出、今後への自信として、心に刻んでおこうと思います。

 

 

②メッセージ

さて、自分語りはここまでにして、私が水泳から学んだ事を伝えたいと思います。

 

まず、正しい努力は実を結ぶということ。私自身、中学まではただ練習に行き、こなすことが努力だと思い込んでいましたが、それだけでは足りなかった。実際、中学時代は同じ練習をしているのに周囲から離されていきました。努力は必ず実るとは限らないことを悟ったのです。しかし、高校に入り、泳ぎのフォーム、練習メニューの取り組み方、足りない筋肉を自分で考えるようになると、記録は面白いように伸びて行きました。中高の取り組みにあった差は、「努力の方向が正しかったのか否か」だと考えています。

特に、指導者のいない環境である大学生は、自身で考えなければなりません。千葉大は良くも悪くも緩い環境です。だからこそ、頭を最大限使って練習して欲しい。我武者羅に努力しているだけでは限界が来るでしょう。主要大会以外の試合は消化試合ではなく、新しい事を試すチャンスだと捉えてください。前後半の調整、泳ぎを変えてみる等、出来ることは沢山あるはずです。試してきたことが噛み合い、120%の力が発揮された時、水泳は楽しいと思えるはず。そこまで我慢です。どんな人間だって、結果が悪ければ悔しいと思うのでしょう。悔しいという感情は本物なんだと思います。ただ、その悔しさを3日で忘れる人は弱いままです。悔しいと感じ、少しでも速くなりたいと思うのなら、足りないものを考え、試行錯誤を積み重ねてください。

こんな大口を叩いていますが、私も追求し切れた訳ではなく、就活を言い訳に水泳から離れた時期もありました。ただの甘ちゃんですね。競技面に関してもまだやれたなと後悔の念が残ります。こんな風に、卒業時に後悔は残さないで欲しい。4年間は本当に一瞬です。この一瞬を大切に、頑張ってほしいです。応援しています!

 

もう1つは、人との関わりを大切にして欲しいということ。私も水泳を通して監督、コーチ、同期、先輩、後輩、OB・OGの方々、他大の人等、多くの人と関わってきました。その中で、沢山の人に助けられてきました。相手にしてあげたことは巡り巡って自分に返ってくるものです。水泳に限らず、困難な時には助け合える人との繋がりを是非大切にしてください。

 

 

③各方面への感謝

水泳を通して本当に多くの人と出会い、助けていただきました。私は人に恵まれていると思います。これは自信を持って言えます。

当時大学生ながら付きっ切りで指導してくれたコーチ、移籍後もなお気にかけてくれるプレオンのコーチ達、高校の恩師、私のために営業時間外でも治療してくださった整骨院の先生、プレオン、浦高、千葉大の皆、水泳を通して出会った友達、そして幼少期から異質な生活を支えて応援してくれた両親。

挙げたらキリがありませんね。

 

こんな私のことを本当にありがとうございました。

 

関わってくださった全ての方々に幸あれ!

 

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はい、ということで、私のブログはここまでにしたいと思います。

引退ブログの締め方って難しくないか。

ググってもヒットしなかったので、奇をてらうのは控えておこうと思います。

 

長々と書きましたが、私の想いが伝わっていれば幸いです。

 

お付き合いいただきありがとうございました!

 

 

 

では、さようなら!!

 

 

福貴田佳佑

 

 

 


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