FANCL ESPOIR12月号に掲載されていたエッセイ。“言葉でつなげるリレー連載 みずみずしい日々”第8回はよしもとばななさんの「私だけの人生」でした。
洋服と自分の好み、生き方についてのエッセイです。デジタルカタログはこちら →
>作家になってすぐ「これからの人生、普通のスーツを着ることはまずないんだ」と思った。
(中略)
私がもしキャリアウーマン志向で、‥
専業主婦だったら、‥
とにかくモードや流行が好きだったら、‥
どこかにギャルを取り入れたかったら、‥
そういうことは、他のだれにも決めてもらえない。
自分だけの仕事や趣味や志向をしぼりこんでいくことでしか、それは見つけられない。意外に自分のルックスやスタイルも関係ない。内面の好みがその人の外見を決めていくのだ。
(中略)
知人の七十代女性に、いつもはつらつとしたスポーツウェアを着ている人がいる。
(中略)
そうなんだ、なにかを選ぶということは、他のことを捨てるということ。
そこまで潔くなくても、違うものを選ばないという気持ちを見習いたいなと思った。
自分だけの人生なのだから。
なんかいいなぁ。。
かっこいい。人に左右されない、自分でいられる芯の強さが素敵だな。
こうありたいものだとしみじみ。