12月14日付け朝日新聞 be(Red)の連載エッセイ 作家の口福。今回は山口恵以子さん、タイトルは「女の花園」デパ地下に燃ゆ。
燃えるのか。。何にかというとデパ地下に。
そうかもしれない。大抵の女性は好きだと思うし。
>「日本で単価面積あたり最も女性の比率が高いのがデパ地下、男性の比率が高いのがアキバ」と、以前フランス文学者の鹿島茂さんがおっしゃっていた。
あらゆる種類の料理とお菓子、美しいディスプレイ、そしてお高い(笑
そこに引き寄せられて身分不相応な買い物をした後に、ふと我にかえり散財したことにため息をつき。そして、いつか宝くじに当たったら、値段を気にせずに好きなだけ買い物をしよう!と誓うのです。
わかるなぁ~こういうの。ブランド物をどっさりとかではなく、値段を気にせず食品(消えもの)に散財できるなんて庶民の憧れだもの。
一度でいいからやってみたい。値段とか支払いを気にせずに、カートに欲しいものをポンポン!と入れるのを。
まぁ、できませんけどね、貧乏性だから(苦笑
今年の春に松本清張賞を受賞して、賞金500万円を手にされて散財を決意。アブク銭だから。
帝国ホテルにお世話になった方々をご招待され、何度も大宴会! 1回で50万近い代金を支払ったとか。
ものすご~く気持ちがよろしかったそうですが、この楽しみにはリアルな実感がなかったそう。
その後、疲れて帰宅の途にデパ地下で夕食の惣菜を買われて思ったのは。。
>すると急に、うれしくて涙が出そうになった。お金のありがたみがしみじみと胸に沁みた。
同時に「分相応」という言葉をかみしめたのでした。
金額じゃないってことなんでしょうね。お金を使うということの幸せとは。
うん、しみじみ。