つれづれな日々のつぶやき♪

ドラマや映画、展覧会や写真展の感想をぽつぽつと
日々の暮らしの中でふと感じたことなども

『湯けむりスナイパーお正月スペシャル』

2012-01-08 | テレビ/ドラマ/DVD

TV東京の深夜枠ドラマ、『湯けむりスナイパーお正月スペシャル』を観ました。例によって録画したものを。
このドラマは連続ドラマだったとき、昨年のお正月スペシャル、今回と全部観ていました。
主役の遠藤憲一さんはいい。。渋くて素敵な俳優さんです♪ 強面のお顔で時折見せるシャイな笑顔がたまらないです~
朝日新聞の新年の分厚いもの(笑、そのテレビ版に渋い男性俳優さん4人のインタビューが特集記事として載っておりましたが、そこにも遠藤憲一さんがご登場なさっておりました♪
ほかには小日向文世さん、松重豊さんなどが載っておりましたね~完全に記者の趣味かと思われます(笑
個人的にはものすごくいい趣味だと思いま~す

あらすじは。。かつてプロの殺し屋だった源(遠藤憲一)はそこから足を洗い、ふと目に入った新聞の求人広告を見て、ひなびた山間の温泉旅館「椿屋」に住み込みで働き始めます。
若くて美しい女将さん(伊藤裕子)、人生経験が豊かで人のいい番頭さん(でんでん)、辛い過去のある仲居の由美ちゃん。そんな人たちに囲まれて黙々と働くうちに、彼にこびりついていた殺し屋の垢が落ちていくようでした。

今回のお話は「夜間飛行」と「殺し屋に戻る日」の二話でした。昨年もそういう感じだったかな?
「夜間飛行」は切ない、哀しい、でも心温まるお話です。
二週間も長逗留している60代の素敵な夫婦。定年退職したパイロット(大竹まこと)とキャビンアテンダント(余貴美子)ということでした。
不思議なことに夫のほうが時折、二三日パイロットの格好で出かけていき、また戻ってくるのです。不審に思った番頭さんが源さんに後をつけるように頼みます。
嫌々ながらも後をつけていくと。。着替えをして、つぶれる一歩手前の飲み屋で働いていたのです。
なんとなく二人で話をしていくうちに、そのお客さんはかつて本当にパイロットで、奥さんは実は30年来の愛人関係にあったキャビンアテンダントだったこと、妻とは定年したときに離婚したこと(慰謝料で退職金は持っていかれた)、愛人の彼女は痴呆症にかかっており、彼のことをまだ現役のパイロットだと信じていること。。そんなことを話していくのです。
彼は彼女と旅行しながら、時折働き、このまま生きていこうとしているのです。考えようによっては救いのない話なのに、何故かしんみりとしてきます。
余貴美子さんは素敵な色気と雰囲気のある女優さんですね。
あの大竹まことさんがいい味を出しているのは意外でしたが。。
夜、夜間飛行の飛行音を聞きつけて、浴衣姿で外に出て夜空を見上げながら、必至で機影を探し手を振る愛人の姿に涙がこぼれました。彼女は結婚や出産もしないで、彼だけを待ち続けていたのでしょうか。。?
ようやく二人だけになれたとき、彼女は痴呆症になっていて。。それでも幸せなのかもしれませんね。。わからないけれども。。

「殺し屋に戻る日」はもっと切実なお話です。昨年の震災にまつわるお話ですから。。
番頭さんがかつてのワル仲間だった友人に頼まれて、仙台へ手伝いに行くために旅館を辞めることに。後は源さんに託してバッグひとつを持ち、初めて女将さんたちに見送られていくのです。
お客としてきていた有名な占い師がこれまた俗っぽい嫌な奴で、源さんが露天風呂でちょっと脅したら慌てふためいてそそくさと逃げるように帰っていきます。
この占い師、某番組に出演していた、◯原さんに酷似していると感じたのは私だけではないと思われ(笑
深澤敦さん、さすがにお上手です♪ 「三軒茶屋婦人会」やっぱり観にいきたいわ~♪

そうそう、昨年のお正月スペシャルに出演なさっていた、長門裕之さんは亡くなられてしまいましたね。。 凄みの出せるいい役者さんでしたのにとても残念です。
心よりご冥福をお祈りいたします。


TV東京の公式HPはこちら~♪ 『湯けむりスナイパーお正月スペシャル』





最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。