東京都美術館『ターナー展』を観てきました。公式サイトはこちら → 『ターナー展』 。
そういえば昨年の今頃は、『メトロポリタン美術館展』を観に行ったのでしたっけ。一年が経つのって早いなぁ。。
そのときの記事はこちら♪
「海といえばターナー、ターナーといえば海」と言われるように、海をモチーフにした作品が多かったですね。
スケッチも含めた水彩画は緻密で繊細。油彩は間近で観るとよくわかるのですが、何層も厚塗りしたり、表面をひっかくように削っていたり、重厚で雰囲気のある質感。
こういう質感や色合い、とても好きです♪
愛用の金属製の絵具箱も展示され、中には顔料入れの豚の膀胱や当時発売されたばかりのチューブ絵具も。往時を彷彿とさせる風情が感じられ、ついつい見入ってしまいました。
携帯用の小さなスケッチブックには、小さな紙面にびっしりと緻密なスケッチが。こちらも見入ってしまいました。
特に印象に残った作品は、出品作品No.26[グリゾン州の雪崩]、No.50[レグルス]、No.114[平和-水葬]。
[グリゾン州の雪崩]は、画面一杯に雪崩や巻き込まれ折れて落下していく巨木、下敷きになって潰される民家。観るものを圧倒し不安と恐怖を与える作品です。
[レグルス]は、陽光で失明したレグルス将軍の逸話。画面やや左奥から発せられる眩い光。その光がとても印象的。
[平和-水葬]は、友人の画家デイヴィット・ウィルキーの実際の葬儀。真っ黒な船、シルバーグレイの空と海、そこにぽっ。。と灯る灯り。ありのままを描写するのではなく、観るものに伝えたいことが伝わるように描いてあり心に響きます。
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チケット。当日券1600円。
フライヤー。
出品作品リスト。全116点。
音声ガイドプログラム。音声ガイドの貸出500円。語りは辰巳琢郎さん。
公式図録 変形A4判 2400円。
チケットファイルホルダー 「嘆きの橋」。250円。
これにチケット入れて観劇に行きま~す^^♪
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今後の展覧会のフライヤー。行きたいなぁ~と思うものを。
『バルテュス展』
『モネ展』