春の嵐が過ぎていきました。幸いここではさしたる被害はありませんでしたが、被害が大きかったところも多かったようです。被害に遭われた方々に心からお見舞いを申し上げます。
さて、いつも読ませていただいているキャラメルボックスの役者さん、岡田達也さんのブログ 「達也汁」 2013.4.7 『旅猫リポート』 を読んで、同じようなことがあった自分の大学時代のことを思い出しました。
大学2年のときに住んでいたアパートは、みんな同じ2年生で、男女に限らずお互いに行き来したりして仲がよかったんですよ。Kちゃんという女の子が小さな子猫を拾ってきて、彼女の部屋で飼ってました。その子猫は女の子だったので、Kちゃんはその子に自分と同じ「K」と名前をつけて可愛がっていたんです。もちろん、ほかのみんなも「K(子猫のこと)はばかだなぁ~♪」なんて言いながら可愛がっていました。彼女の都合が悪ればほかの子たちが代わりに預かったり、猫缶を買ってきてあげたりして。
ある日、Kちゃんが真っ青になってアパートのみんなに尋ねてまわっていたんです。子猫のKちゃんがいなくなったと。。 みんなも一生懸命探したんですが、いっこうに見つかる気配もなく時間ばかりが過ぎてゆきました。
それから何日か経った頃、Kちゃんかもしれない子猫が大学通りではねられたらしいという情報が入ってきました。Kちゃんはその場所にすっ飛んでいき、そこで変わり果てた姿の子猫のKちゃんと無言の対面をすることになったんです。わずかな救いは、誰か心ある方がKちゃんを道路の端に寄せていてくれたことでした。。これ以上、車に轢かれないようにとの配慮だと思います。
Kちゃん、泣きながら「K~!K~!」って名前を呼びながら、冷たくなったKちゃんを胸にしっかりと抱きしめてアパートに帰ってきたんですよね。。そんな彼女にかける言葉が見つからなかったことを思い出しました。
猫って、車を見つけてもぱたっ!と、一瞬、止まってしまうんですよね。足が早いんだから、そのままささっ!と走ってしまえば轢かれずにすむのに。なんでなんですかね。。 事故に遭う猫が一匹でも減ってくれるとよいのですけどね。。
改めて、Kちゃんに合掌。ありがとうね、Kちゃん。小さな可愛いあなたが大好きでした。
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