つれづれな日々のつぶやき♪

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Studio Life 『続・11人いる! 東の地平 西の永遠』 <Mars> 

2013-03-14 | 舞台/DVD

紀伊國屋ホールにて、Studio Life 『続・11人いる! 東の地平 西の永遠』 <Mars> 3月13日(水)開演19:00を観てきました。

※ネタばれがありますので、ご注意くださいませ。

【原作】萩尾望都 「続・11人いる!」(小学館文庫)
【脚本・演出】倉田淳
【美術】渡邊景子
【照明】泉次雄
【音響】竹下亮
【キャスト】
松本慎也:タダトス・レーン
内藤大希(客演):フロルベリチェリ・フロル
堀川剛史:マヤ王バセスカ
仲原裕之:ソルダム四世ドリカス
鈴木翔音:アマゾン・カーナイス
宇佐美輝:チャコ・カカ
大沼亮吉:ドルフ・タスタ
澤井俊輝:トト・ニ
鈴木智久:ヴィドメニール・ヌーム
緒方和也:グレン・グロフ
船戸慎士:ガニガス・ガグトス
関戸博一:チュチュ・エリア九世ドリカス
青木隆敏:オナ
牧島進一:アマン伯
笠原浩夫:ゾンブル長官
倉本徹:バパ大臣
藤原啓児:シンサ
緒方和也:オーセ
神野明人:トマノ
松村泰一郎:ドゥマー
曽世海司:ローン
山本芳樹:火消しの赤毛

【ストーリー】※公式サイトより
アリトス母星を挟んで存在する兄弟星、アリトスカ・レとアリトスカ・ラ。
アリトスカ・レのバセスカ王から誘いの手紙が届き、タダとフロルは早速旅立つが、待っていたのは2つの星をめぐるアクシデントだった。

公式サイトはこちら → 『続・11人いる! 東の地平 西の永遠』


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前作の『11人いる!』に続いての観劇。そのときの記事はこちらです♪

客入れの音楽はなし。
舞台美術は、後方背景に天井高一杯にクラシカルな窓。上部が半円状になった、よく教会などで見かけるタイプ。その手前には、約半分の高さに長方形でフレームのみの構造物が5個。
前作と同様に随時、天井から可動式の円形スクリーンが降りてきて状況説明がされます。
照明は前作同様に客席に向けてピンスポットをあてるなどを多用。閃光などもよく表されていたかと。

キャストさんたちはほぼ前作と同じです。新たに増えている役の方が追加になっております。なので、観ていて混乱せずによかったですね。
前半、アリトスカ・レとアリトスカ・ラの歴史、文化、現在の関係などを説明するために費やされ、原作に忠実ではあるのですがやや冗長感が否めず。正直、このテンポだとちょっと厳しいかも。。と思ったり。
オーセの殺害後から急速にテンポがよくなり、俄然おもしろくなりました。前作はミステリー、今回はサスペンスという感じです。

それぞれのキャストさんについて。
ローンとチュチュが原作のイメージに酷似していてびっくり! 特に、チュチュ役の関戸博一さんがいいです♪ 気が強く、真っ直ぐで、それでいてとても女の子らしいチュチュを好演されておりました。本当に女の子のようでしたもの。
フロルは前作からぐっと乙女になり、タダはフロルをせっせと世話焼きしていて健気。そして、とってもラブラブ♥ タダ役の松本慎也さんとフロル役の内藤大希さんはいい関係が築けているのだろうなぁ。。と。意外と大事ですものね、共演者の関係性ってどうしてもその空気感が出てしまいますから。
マヤ王バセスカ役の堀川剛史さん、かっこいいです♪ 前作よりもぐっと男らしく、王としての威厳に満ちておりました。くるっと踵を返して去っていくときの後ろ姿が凜として素敵です。
四世役の仲原裕之さん、友情、家族への愛情、自分自身の希望、それらの板挟みになり苦悩した挙句にとる決断、その姿には涙が出ました。熱演でした!
バパ大臣役の倉本徹さん、ベテランの巧さが際立っており、コミカルなところ、凄みをきかせるところ、苦しい心情を吐露するところなどがきちんと演じ分けられながらも、キャラにはぶれがないという凄さ。存在感も大。
ゾンブル長官役の笠原浩夫さん、悪くて胡散臭い感じが全開でよかったですね~ 敵役はくっきりとしていないと、ストーリーがふにゃっとなってしまいますから。
あと。。新人さんたちがときどき、観ていて、う~んとなってしまうのがままあり、これがなければさらによかったんですけど。

印象に残ったシーンについて。
四世が苦渋の末に自殺する道を選ぶところ。
チュチュがバセスカに謝罪し、その頬にそっとキスするところ。
バセスカがバパ大臣に自殺用の白い水を渡すときに、「私はおまえが好きだった。。」とつぶやくように言うところ。
どれも観ていて胸にぐっとくるものがあり、涙が浮かんできました。

原作では最初に出てくるシーンがなくなっていて、はしょっちゃったかな?と思ったんですが。。 このシーン、意外なことにラストにもってきてありました。哀しみ、苦しみを乗り越えて前に進んでいこうとする彼らの気持ちを表したいがために、ラストにもっていったのかな。。と思いました。
それぞれの想い、それぞれの正義、哀しみと希望、それらを感じさせるいい作品でした。

カーテンコールは1回。


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フライヤー。宇宙服のヘルメット形に切り取られ、そこからタダの目が見えております。トップ画像はもう1枚のフライヤーです。




ミニパンフレット。キャストさんの一覧や公演日程などが載っております。




中はこんな感じ。はてなワードの説明なども。


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蔵書の小学館文庫『11人いる!』 
*11人いる!
*続・11人いる! 東の地平 西の永遠
*スペース・ストリート
*エッセイ 故中島らも氏(なかなか興味深い、中高一貫男子校生活について) 



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黙祷。

2013-03-11 | つぶやき

あの日を決して忘れない。
亡くなられてしまわれた多くの方々に、静かに黙祷を捧げます。

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『塚原卜伝』

2013-03-08 | テレビ/ドラマ/DVD

NHK総合で放送された『塚原卜伝』を観ました。

公式サイトはこちら → 『塚原卜伝』

【放送】
2013.1.24~連続7回 NHK総合にて午後8時から
【原作】『塚原卜伝十二番勝負』  津本陽
【脚本】山本むつみ 高山直也
【音楽】川井憲次
【ストーリー】
戦国時代に剣の聖地・鹿島に生まれ、幼少より鹿島中古流の太刀を学び、17歳で武者修行の旅に出て、生涯数多の真剣勝負や合戦に臨んで一度も負傷しなかったという伝説的な剣豪・塚原卜伝。
波乱万丈の死闘を潜り抜け、鹿島神宮に千日間の参籠をしてついに会得した「一つの太刀」とは。
有名ではあるが、いままであまり映像化されたことのない謎に満ちた卜伝の青年期を中心に、その実像に迫る斬新な時代劇。
【キャスト】
堺雅人:塚原新右衛門
平岳大:山崎左門
栗山千明:真尋
京野ことみ:鹿乃
中村錦之助:卜部吉川覚賢
朝加真由美:藤枝
本田博太郎:足利義尹
松本備前守:永島敏行
江波杏子:物忌・龍子
中尾彬:伊勢宗瑞
風間杜夫:平賀丹後守


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民放で時代劇が軒並み姿を消す中、大河ドラマを除いてはNHKでは最後の砦状態のこの枠。
前回の古代東北の英雄 アテルイの生涯を描いた、大沢たかおさん主演 『火怨・北の英雄 アテルイ伝』は豪華なキャスト陣にもかかわらず、脚本、演出ともに中途半端な印象が残ってしまいました。
今回の『塚原卜伝』はいまいちな大河ドラマより、ずっとおもしろく楽しめました。
脚本と演出にぶれがなく、時代劇の華、殺陣にスローモーションを多用したり、カメラアングルが斬新だったり、メインテーマが心に残るいい曲であったり。ほかにも、キャストが豪華なうえ、みな上手く役にはまっておりました。
足利義尹役の本田博太郎さんは相変わらずの怪演ぶり。こういう役は本田博太郎さんにぴったりです。
物忌・龍子役の江波杏子さんは凄みが違いますね。圧倒的な存在感。確か、前回の『火怨・北の英雄 アテルイ伝』にもアテルイの母親役で出演されていたはず。
特に、主役の堺雅人さんは絶品です♪ 剣術修行の旅に出た頃のほんわか~としたお坊ちゃまな感じから、修行に邁進していき、剣の道に惑うさまを経て、鹿島の太刀 祖神との魂の交流、剣の道を悟っていくさまは同一人物ながら本当に時間と経験を重ねたように観えるのです。さすが☆
惜しむらくは、妹役の栗山千明さんの所作が、巫女としてはいまいち流麗さや神秘さに欠けていたのがちょっと残念かと。
ラスト近く、松本備前守役の永島敏行さんとの二人だけのシーンでは、堺雅人さんは少ない台詞にもかかわらず、表情と佇まいからさまざまな感情が溢れているのが感じられぐっときました。とてもいいシーンでした。

いずれ原作も読んでみようと思っています。 

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お庭に野鳥の羽がいっぱい。

2013-03-06 | つぶやき

今日もぽかぽか~と春の陽気ですね。暖かくて気持ちがよいです^^
陽気に誘われてなにげなくお庭へ出てみたらば、フェンス際に多量の野鳥の羽が散乱しておりました!
まさか。。野良猫の餌食になってしまったのでは。。 恐る恐る見渡してみたけども、なにもなし。
よかったぁ~ただ羽が散乱していただけだったようです。心臓に悪いわ。
そういえば、以前にも似たようなことが同じところであったような気がします。う~ん、時期は今と同じだったかは、さすがに覚えていないけど。
ふわふわしたフェザーのような羽で、グレー&濃いグレーと黄色の色使い。これ、なんていう野鳥なのかしらね?ちょこっと調べてみようかな。
お掃除したけど、ふわふわすぎて箒で掃くそばから舞っていくのには困ったわ(苦笑


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追記です。
あれから調べてみたら、この羽の主はセキレイの仲間のようです。よく知らなかったんですけど、普通に見かける野鳥なんだそう。
そういえば。。実家の飼い猫 ちこくん、この羽の子を得意げにお持ち帰りしていましたっけ。本猫はどや顔でも、お土産として玄関先に置かれたほうは困りましたわ~
この子を一体この後どうしろと。。
結局、本猫の見ていない隙に片づけたんですけどね。目の前で片づけたり、怒ったりすると傷つくからね。。猫って、ナイーブさんだから。

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