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武田百合子『富士日記(中)』内容と感想

2015-01-24 11:34:31 | 紙の書籍
中公文庫 武田百合子『富士日記(中)ー不二小大居百花庵日記ー』を読了しました。

内容と感想をざっくりと備忘録として書きます。
※ネタばれがありますのでご注意ください。
※文中の敬称は省略させていただきます。





【目次】
昭和四十一年 十月 十一月 十二月
昭和四十二年 一月 三月 五月 六月 七月 八月 九月 十月 十一月
昭和四十三年 一月 三月 四月 五月 六月 七月 八月 九月 十月 十一月 十二月
昭和四十四年 三月 四月 五月 六月
あとがき
解説 水上勉


【内容】
小説家の夫泰淳と過ごした、富士山麓の別荘での日々を綴った日記。


【感想】
『富士日記(上)』の続き。
富士山麓の山荘での日常の細々としたことや感じたことを、率直に簡潔な文章で綴られている。食事の支度、掃除や買い物、テラスや手摺の手入れなど、丁寧な人の暮らしがそこにある。読んでいてどこかほっとする。きちんと生きているんだなぁ。。と感じるから。
昭和四十年代という時代背景を抜きにしても、地に足をつけた暮らしぶりにこうありたいものだと思う。
愛犬ポコの死を悲しむ様子に、とても愛していたのだな。。としみじみ。


【余談】
もそもそと暇を見つけては読み進めていたので、一冊を読み切るのに随分と時間がかかってしまった。さらっと読める日記なんだが…。
次は『富士日記(下)』。只今、読んでいる真っ最中。







 


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