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『出雲国風土記』内容と感想

2013-10-13 10:11:40 | 紙の書籍
講談社学術文庫『出雲国風土記』全訳注 荻原千鶴 を読了しました。

内容と感想をざっくりと備忘録として書きます。
※ネタばれがありますのでご注意ください。
※文中の敬称は省略させていただきます。





【目次】
まえがき
凡例
Ⅰ 総記
Ⅱ 各郡
一 意宇郡
ニ 島根郡
三 秋鹿郡
四 楯縫郡
五 出雲郡
六 神門郡
七 飯石郡
八 仁多郡
九 大原郡
Ⅲ 巻末記
原文
解説
出雲国風土記地図
参考文献目録


【内容】
現存する五国風土記のうち唯一の完本で、古代出雲の人々の暮らしや土地について、地名の謂れ、土地の形状、多く見られる植物、寺や神社の名前と数などが具体的な数字も入れて記載してある。


【感想】
まるでお役所の書類のよう。地名、人名、数字の羅列で眠くなりそうなのをこらえて読んだ。
お役所の書類もどきだけでなく、出雲国の国引きや支佐加比売命の暗黒の岩窟での出産などの神話も語られているのが興味深い。
古代史や神話を読むうえでの参考文献として、必須かと。


【余談】
古代や神話に興味があり、知識を深めるために購入して読んでみた。なんでもそうなのだが、知識はないよりあったほうが深く理解できるし、なによりおもしろい♪
大学の文学の講義で、松前健『出雲神話』をテキストにしていたこともあり、出雲には興味があった。出雲に限らず、神話はおもしろい。事実かどうかはさておき、現代にもつながっていることも多い。文化とか習慣とか。
古代も実際にはどろどろした人間関係や勢力争いがあったはずだが、現代人としては勝手にロマンを感じてしまうね♪


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