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阿刀田高『ブラック・ユーモア傑作選』内容と感想

2008-11-07 11:25:47 | 紙の書籍
光文社文庫 阿刀田高編『ブラック・ユーモア傑作選』を読了しました。

内容と感想をざっくりと備忘録として書きます。
※ネタばれがありますのでご注意ください。
※文中の敬称は省略させていただきます。




【目次】
座頭H 飯沢匡
五郎八航空 筒井康隆
狐憑 中島敦
ナポレオンと田虫 横光利一
吉備津の釜 日影丈吉
桜の森の満開の下 坂口安吾
おさる日記 和田誠
影なき男 遠藤周作
不可抗力 結城昌治
夢中犯 半村良
骨餓身峠死人葛 野坂昭如
階段 夏樹静子
干魚と漏電 阿刀田高
赤西蠣太 志賀直哉
夢十夜のうち“第十夜” 夏目漱石
煙草と悪魔
解説 阿刀田高


【内容】
“描かれている世界が現実的なもの”という枠を一つの目安として、編者が選んでみた短篇集。


【感想】
どれも現実にありそうな…。なさそうな…。そんな感じがして微妙に怖い。
「桜の森の満開の下」は怖かった…。美しさとグロテスクなものが混雑していると、怖さは更に強くなるような気がする。


【余談】
坂口安吾の「桜の森の満開の下」が読みたくて、でも全集を買うのもね。。と思って買ったのだが、この短編集は当たりだった。



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