どうしても、一度はやってみたかったことの一つに、似顔絵描きがあります。
道端で、全然知らない人の顔を描かせてもらうのです。
一枚1000円ですなんて、看板出して。
若いころは、そんなふうにできれば、「かっこいいなあ」と思ったのです。
でも、ちょっとこわかった?
日光やほこりや風のなかにいるのがいや?、
雑踏で客待ちするのが恥ずかしかった?
一日だけでも、三時間でも、いえ、一時間でもと思っていたのに・・・。
いつか、いつか、と夢見ているうちに、とうとう無理になってしまった?
たまに思い出したように自分の顔を描いていて、残っています。
これはスイスの友人のお宅に滞在中、絵を描いていた友人の横で、画用紙と絵具をお借りして、
自分を描いたものです。
夢のかけらです。