ルース・レンデルの訃報が流れた。
私にとって、アッと胸を突かれる作家です。
パトリシア・ハイスミス同様、
ある時期、私を夢中にさせたイギリスの作家でした。
警部物のシリーズから、サイコスリラーまで、守備範囲の広い作風。
WIKIを見ると、日本に紹介された本のほとんどを読んでいます。
とりわけ何度も読んだ一冊を写真とともにご紹介します。
これもひどく汚れていて恥ずかしいのですが、それほど持ち歩いたと
見ていただければと思います。
じっさい個室でじっくりと読むというより、持ち歩いて友達とおしゃべりするように
中を覗くのです。喫茶店、電車の中、バス待ちの間・・・
スマホなどがまだ出現する前の時代には、
こういう作家が育ったのですね。