何かウラがあると感じていた人は多いのではないでしょうか。
モノの値段のことです。
いつのころからか、スーパーの惣菜のほうが、家で作る惣菜より安い。
コロッケでも、家でジャガイモをつぶして手をかけて揚げるほうが、高くつく。
外食がワンコインで食べられ、買弁はさらに安く、
あれこれ買い物をし、手間をかけて、家で作るのが馬鹿らしいと感じるほど。
なんて感じになってきた。
レストランでもお蕎麦屋さんでも、ずいぶんがんばって値上げをしていない。
もちろん、消費者としては助かるのです。
大歓迎だと言いたい気がします。
こちらも倹約しなければならない身なのだからと、感謝ではあります。
それでも、ヘンだなあと思っていたのです。
こんなに安かったり、ただで試食品が配られていて
いいのかしら。
案の定。廃棄食品の横流しが、明るみに出ました。
最初は、一つの製品で、一社だけの問題でした。
それが、次から次へとひろがってきています。
私自身は、出来合いの総菜もあまり買わないし、外食もしないのですが、
素材である食品は大丈夫なのでしょうか。
卵も牛乳も、パンも豆腐もしょうゆやミソ
油や粉など、高いものと安い物の
値段の開きは案外大きいのです。
それでも、安い競争があり、それでもさらに
「買いたたく」風潮があるのは、
やっぱり、無理を生むのかなあ・・です。
消費者としては、安いことは歓迎ですが、
やっぱり、
生産物に対して、相応の敬意を表して、常識を働かせて
物を選ぶべきかと思っています。
買いたたく風潮は、結局、
人を買いたたくことになって、世の中を生きづらくしているのではないでしょうか。