こういうわけで、いつまでも残るものは信仰と希望と愛です。
その中で一番すぐれているのは愛です。
(新約聖書・コリント人への手紙Ⅰ13章13節)
結婚式で、牧師が新しく結婚するカップルに与えた聖書のことばです。
とても有名なパウロの言葉で、13章全体として読むと、男女の愛以上の大きな愛について書かれています。
信仰とは何か。たとえ、神のご命令を守って、
能力(賜物)の限りをつくし、行い(律法)の限りを尽くし、知識(聖書知識)の限りを尽くして、信仰に殉じても、
「愛がないなら、何の値打もありません」と、パウロは言います。
深読みすれば、新郎新婦が医師のカップルであったので、
この箇所を選ばれたのかとも思います。
私たちは、クリスチャンでない方であっても、無神論者であっても、
みんなある信仰に生きているし、
希望を持たないでは生きていられないし。
けれども、どんな大義を掲げ、理想に殉じ、大事業をおこなっても、
愛が伴わなければ、熱心を牽引する中心が愛でなければならないのは、
だれもが認めるところではないでしょうか。
このような愛に、私ももっと早く気が付くべきであったと思うのです。
よろこびに顔を輝かせている二人の、前途の祝福を祈らずにはいられません。