ゆきくれたと思ったときの絵です。
まるで子供のように顔をおおっています。
穴倉にうずくまっています。
考えるより先に、手がかたわらの紙切れにのびて
描いたのは、「絶望」だったような・・・。
絵とは関係のないメモが右下に書き込まれていました。
封筒に入れて保管しているなんて、
捨てられないのですね。
でも、翌日にはこの穴倉から出ていました。
11年ほど前のできごとです。
たとえ、死の陰の谷を歩くことがあっても、
私はわざわいを恐れません。
あなたが私とともにおられますから。
あなたのむちとあなたの杖、
それが私のなぐさめです。(旧約聖書・詩編23篇4節)
見よ。わたしはあなたとともにあり、あなたがどこへ行っても、あなたを守り、
あなたをこの地に連れ戻そう。わたしは、あなたに約束したことを成し遂げるまで、
決してあなたを捨てない。(同・創世記28章15節)