いきなり、質問です。
洪水の中をただよっていた箱舟は、アララギ山の頂上で止まりました。
ノアは小窓を開けて、外を見ました。
それから、カラスを放しました。カラスは足を休める場が見つからなかったので、戻ってきました。
何日かたって、はとを放ちました。はとは飛んで行って、むしりとったばかりのオリーブの葉をくちばしにくわえて戻ってきました。
しばらくしてまた、はとをはなすと、はとは戻ってきませんでした。
ノアは、地上から水が引いたのを知りました。
大雨が止んで、地がかわいていくのを待っているノアの視線。
それは、今日、あなたがどこかを見つめていた視線と同じではないでしょうか。
ノアは、「正しい人」だから、とても神様を信頼していた人だから、箱舟が大水のなかを、木の葉のようにもまれている時も、疑わなかったでしょうか。心配していなかったでしょうか。
★ノアの物語は、旧約聖書の創世記6章から9章にあります。