小鳥の夢を見る。白くて赤い目をしたセキセイインコ。子供の頃に飼っていた小鳥。
「あかめちゃん」と呼べば飛んで来て、頭や肩や手の上に乗ったりする。
自分で「あかめちゃん」と喋る。その他にも鳩くらいの大きさの鳥が数羽来て一緒に遊んだ。
夢の中で幸せが溢れていた。
夢の中の鳥は精霊だと聞いたことがあった。
ユングの夢でとても魅力的なものがあった。光が一杯の中、とても多い数の鳥がユングを取り囲んでいる。
眩しいくらい明るく神々しい夢。
今日は二条城の堀端の歩道を自転車で走っていて、綺麗に手入れされたばかりのピラカンサスの生け垣の上に鳩と雀の間くらいの大きさの茶色い(名前は知らない)小鳥が居て目が合った。小鳥はびっくりして写真で撮ったように一瞬固まってしまった。
驚かせてしまってごめんなさい!
大寒に入ったばかりで寒い寒いと思っていたのに、ふと庭の沈丁花を見ると蕾がほんの少し膨らんでピンク味を帯びている。

二条城の外堀の桜の木の蕾も固い殻のようだけど、ほんの少し丸くなっている。
冬の中に春が眠っている。
月9のドラマが始まった。「ビブリア古書堂の事件手帖」
「それから」は最近読んだので、思わず見てしまった。そして一緒に推理してしまった。
古書堂のべっこう色の雰囲気がいい。どこか違う世界に入り込んだようで。
(漱石さん現わる!でちょっと嬉しかった)隠れ漱石ファンって以外といる。
以前は漱石さんの心理面描写を追って必死に読んでいたので分からなかったが、風景の描写とかもすごい・・・文豪だから当たり前ですが・・・と思う。
今読んでいるシリーズは現代語に直してないもので、時々つまづく。でも明治・大正初期をもっと感じる。
「京に着ける夕」では大学生時代に正岡子規と京都に来たことが書かれてある。無名の時の青春時代。漱石は子規が逝ってしまったことをからりと語り、からりと語ったところに漱石さんの深い友を想う心が潜んでいる。そして漱石さんも歴史の流れの中に逝ってしまった。子規との青春時代の時空を残して。
京都は寒いです。甘党の漱石さん、ぜんざいは京都で京都はぜんざいです。