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大分県杵築(きつき)市

2017年10月17日 | Weblog

杵築(きつき) -- 九州の小京都---

TVの天気予報や旅行番組などで何度か目にしていました。

天候は曇りですが、今回は歩いて巡ることを考えると絶好の観光日和になりました。

朝9時に自宅を出て杵築の「ふるさと産業館の観光案内所」に11次10分に到着

順路や駐車場などを教えてもらい、昼食は横のお店のお勧めメニューを聞きました。

観光案内所のすぐ横の「お食事処 故郷」で腹ごしらえ。

よくばり海鮮天丼 950円

後で数人の観光客が訪れましたが皆さん同じメニューです。

帰りに無農薬のカボスを販売していたので2袋購入しました。

観光案内所の横の細い道を登り道沿いの駐車場に停めます。

真っ直ぐ進むとTVでも観た坂に出会います。

坂は後回し、少し戻り手前の土塀から廻ることにしました。

北台武家屋敷 大原亭

料金 一般200円

案内の人が時間をかけて説明してくれました。

家老屋敷で最後に住んでいたのが大原氏ということです。

目隠しのために蘇鉄の木を正面に植えています。

めずらしい蘇鉄の木を植えることが高級武士のステータスでもありました。

蘇鉄は名前の通り根元に鉄の鍋や釜などを埋めていたそうで、ここは根元に釘を刺しています。

庭は紅葉の時期も綺麗だそうです。

釘隠しがあるるだけでも各式の高さが伺えます。

刀は1キロぐらいありずっしりとした重さです。

土壁は刀を通すことから、刀置きのある床の間は壁の裏から刀を通しても届かない長さになっています。

外人さんは刀を持ちポーズをとったり時間をかけて写真撮影

仏壇

弓天井

庭に弓を射るとき天井につかえないようにしています。

子供部屋

一時期は6人の子供さんがこの部屋で暮らしていました。

左のかまどは火が付けられていて煙で屋根をいぶすことで虫がつかないようにしています。

天井は改修工事で一部張り替えられています。

かわやの手洗い場は手を差し出すだけで、水をかける人がいました。

奥の子供用のかわやは畳を敷き、汚さないようにという教えだそうです。

風呂場ではたらいの水で体を拭くぐらいでした。

床に麻布を敷いたことから風呂敷の語源となったそうです。

客間は模様の入ったヘリを使い、奥は無地のへりになっています。

一緒になった家族の方から「茶道では畳のへりを踏んではいけない,へりをまたごすのもいけません」と聞きました。

「あら~~またへり踏んでる。」と楽しく会話しながらお勉強です。

当時、生け花も華やかなものが飾られていました。

次の訪問先をたづね次に向かいます。

左に進みます。